体温調節から臓器の機能調節まで,
全身を制御する自律神経の多岐にわたる役割がわかる一冊.
内容紹介
●自律神経系は,内臓諸器官とともに全身の血管,汗腺にも分布し,内臓諸器官の機能調節,血圧,体温の調節を行う.自律神経学の最も重要な研究対象は,それらの活動を統合的に制御する神経性・中枢性の制御機構である.
●多くの器官に関わる自律神経系の研究は,基礎医学から臨床医学まで広い分野に及び,西洋医学だけでなく東洋医学にも関連が深く,さらに生物学,薬学,心理学などを含んだ生命科学の広い領域とも密接に関係している.
●自律神経系の支配は中枢から全身の各臓器,血管,皮膚まで及んでおり,いわゆるhomeostasisの本幹に関わるシステムである.本書では,この自律神経に関わる最近のサイエンスとしての考え方を紹介している.
目次
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荒木信夫 編