各分野のエキスパートがマイクロRNA(miRNA)によるがん治療の現状について解説!
内容紹介
●近年の研究により,マイクロRNA(miRNA)が腫瘍細胞の発生・進展・転移に深く関わることがわかり,診断マーカーとしてだけでなく,がん治療における標的あるいはツールとして高い注目を集めている.
●これまでは標的への効率的なデリバリーの困難さや,miRNA自身の安定性の低さなど克服すべき課題が多く存在したが, DDS技術の改善や核酸への化学修飾技術の進歩によって,それらが解決されつつある.
●miRNAの核酸医療を実現するには,腫瘍生物学における機能や作用機序を理解するだけでは不十分であり,化学や工学分野との融合が必要である.本特集号では,miRNAによるがん治療の現状を解説いただく.
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