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別冊「医学のあゆみ」
白血病UPDATE

定価 4,620円(本体 4,200円+税10%)
  • 総頁数:112頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2019年10月
  • 注文コード:285080
  • 雑誌コード:20476-10/10

白血病治癒率向上を目指し進歩を遂げている最新治療のトピックスをエキスパートが解説!

内容紹介

●白血病は速やかな診断と治療の導入が重要な役割を果たす疾患である.古くから細胞形態に基づいた診断法が確立されてきたが,近年では遺伝子異常やゲノム解析が診断に大きく寄与するようになっている.
●最近ではAMLに対し,遺伝子変異を標的とした治療薬が臨床に導入されつつある.さらに,ALLの一部に対し,新たな抗体医薬や免疫細胞治療が有望な効果を持つものとして注目されている.
●白血病の治癒率の向上を目指した治療における進歩は目を見張るものがある.本特集では,特に注目を集めているトピックについて,各領域のエキスパートの先生方に最近の知見をわかりやすくまとめていただく.

目次

白血病各論
1.WHO分類(2017年版)における白血病の分類
2.急性白血病の分子病態
3.急性白血病のゲノム異常─小児と成人の特徴
4.成人急性白血病の疫学と診断
5.小児白血病における遺伝性素因
6.思春期若年成人(AYA)世代急性白血病の特徴
7.急性骨髄性白血病(AML)に対する分子標的薬の展望─FLT3阻害剤とIDH阻害剤
8.フィラデルフィア(Ph)染色体陽性急性リンパ芽球性白血病(ALL)の特徴と治療
9.急性リンパ性白血病に対する抗体医薬の臨床効果─ブリナツモマブ,イノツズマブ・オゾガマイシン,リツキシマブ
10.急性リンパ性白血病に対するCAR-T細胞療法─その現状と展望
11.慢性骨髄性白血病(CML)に対するチロシンキナーゼ阻害薬の多様性と治療選択
12.チロシンキナーゼ阻害剤によるCML治療の効果判定法と服薬中止の可能性
13.白血病に対する同種造血幹細胞移植
14.白血病治療後のサバイバーシップ
トピックス
15.Ph-like ALL─位置づけと今後の展望
16.急性リンパ芽球性白血病(ALL)に対する治療法─ネララビンとクロファラビンの臨床効果とその役割
17.微小(測定可能)残存病変(MRD)を指標とした成人Ph陰性ALLの治療
18.人工知能を用いた白血病診療の可能性

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黒川峰夫 編