内容紹介
●臨床的重要性が一段と増してきている心筋症の基礎から臨床まで,最新の情報を網羅した一冊.
●あたらしい治療法の開発への挑戦など,さまざまな
アプローチによる臨床研究の進歩を紹介.
●遺伝子レベルから理解の進む病因や,病理を理解するための基礎の項目も充実.
目次
2.心筋炎と心筋症(松森 昭)
3.心筋症における自己免疫機序(吉川 勉)
4.心筋症病理の包括的理解―心筋症の病理像はひとつではない(河合祥雄)
5.心筋症の病態生理を理解する(辻野 健・増山 理)
6.肥大型心筋症―Up to date(北岡裕章・土居義典)
7.拡張型心筋症―自己免疫応答との関連を中心に(西井基継・和泉 徹)
8.不整脈源性右室心筋症(磯部光章・古村雅利)
9.心Fabry病(竹中俊宏・鄭 忠和)
10.タコツボ型心筋障害(小玉 誠・三間 渉)
11.病歴,身体所見から心筋症にせまる(木原康樹)
12.心筋症を心エコーで診断する(岡松恭子・他)
13.心筋症を生化学マーカーで診断する(川井 真・吉村道博)
14.心筋症と重症不整脈(相澤義房)
15.肥大型心筋症の薬物療法の進歩―Na+チャネル遮断薬とHCMの予後(濱田希臣)
16.経皮的中隔心筋焼灼術(PTSMA)で閉塞性肥大型心筋症(HOCM)を治療する(西川宏明・朔 啓二郎)
17.和温療法―心筋症治療における和温療法の意義(木原貴士)
18.両心室ペーシングで心筋症を治療する(庄田守男)
19.再生医療による心筋症治療―心筋症に対する細胞移植治療の戦略とあらたな課題(永井敏雄・小室一成)
20.心臓移植・補助人工心臓で心筋症を治療する―末期心不全に対する究極の治療としての心臓移植・補助人工心臓治療の現状と将来展望(許 俊鋭・高本眞一)
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鄭忠和 編