乳幼児の運動発達検査
AIMS アルバータ乳幼児運動発達検査法
- 総頁数:228頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2010年2月
- ISBN978-4-263-21339-1
- 注文コード:213390
●運動発達の姿勢・運動をわかりやすく説明した運動発達学のガイドライン入門書!
内容紹介
●AIMSは,従来の心理学などから開発された検査法と違い,医師と理学療法士によってつくられた検査法であり,特徴は,@検査方法が観察のみによるものであり採点方法が容易.A評価時間は20〜30分で,子供の状況がよければ10分程度で評価可能.B開発者によれば小児をあまり知らない検者でも評価が可能.C結果をパーセンタイルで表すことで対象児の保護者(特に障害受容していない保護者)にも比較的受け入れやすい.D評価表に記載されているイラストの項目は具体的な指針となることなどである.
●検査に必要な説明は4〜8章にガイドラインと各小検査が記載され,この章を読むだけでも検査を実施することが可能.また,1章に記載されている「神経成熟理論」と「システム論」の2つの運動発達理論の考察がAIMSの理論的基礎となっている.
●5〜8章にある「姿勢」,「体重負荷」,「抗重力運動」を重視した項目の解説を理解することで運動発達が学習できる.このため,本書は小児に関わる医療スタッフの検査法のひとつとして,また,「運動発達学」のテキストとしても好適である.
目次
第2章 発達途上にある乳幼児の運動評価……15
第3章 AIMS(発達途上にある乳幼児のための運動評価ツール)の構成……25
第4章 ガイドライン……36
第5章 腹臥位の小検査……50
第6章 背臥位の小検査……94
第7章 座位の小検査……114
第8章 立位の小検査……140
第9章 AIMSの臨床用途……174
第10章 AIMSの心理測定特性……181
第11章 アルバータ乳幼児運動発達検査法の集団基準……192
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
上杉雅之【うえすぎまさゆき】
1988年 高槻市立療育園勤務
1988年 行岡医学技術専門学校(現・行岡リハビリテーション専門学校)卒業
2001年 佛教大学社会学部卒業
2006年 神戸大学大学院博士課程前期課程修了
2009年 神戸大学大学院博士課程後期課程修了
2009年 神戸国際大学リハビリテーション学部教授