週刊・医学のあゆみの好評連載「移行期医療──成人に達する/達した患者への医療」が待望の別冊化!
内容紹介
●医学・治療法の進歩により,これまで治療をしたにもかかわらず死亡した子どもが救命されるようになっている.それによって,成人に達した小児期発症の患者を小児科医や小児外科医だけで診ていると,医療上の問題だけでなく様々な課題に直面することが少なくない.
●医療,福祉,社会参加などの支援が必要な若年成人に対し,小児科医・小児外科医と内科医などの関連する医師やさまざまな職種の方が連携して,適切な保健・医療・福祉を提供し,支援していくことが求められている.
●本書は,小児から成人に移行する患者への移行期医療の現状,課題,あるべき方向性を各分野のエキスパートが具体的にわかりやすく解説.小児科医にとどまらずすべての臨床家必読の一冊!
目次
【書き下ろし】1.慢性疾患を持つ子ども・青年の疫学と長期予後
2.小児慢性疾患患者の移行期医療の課題
3.成人への移行支援プログラム─小児科から成人科への移行を支援する
4.小児慢性特定疾患児童成人移行期支援モデル事業
各論
5.低出生体重児の移行期医療
6.先天性心疾患および川崎病患者と移行期医療
7.原発性免疫不全症の全生涯診療─希少疾患の診療体制構築
8.小児がん
9.小児神経疾患・筋疾患
10.小児内分泌疾患
11.小児アレルギー疾患の移行期医療─患者・家族に最善の医療
12.小児腎疾患における移行期医療の実際─ネフローゼ症候群と慢性腎炎患者の移行
13.小児リウマチ・自己免疫疾患・自己炎症疾患
【書き下ろし】14.小児期発症肝胆道系疾患における移行期医療
15.小児消化器疾患
16.染色体異常症の移行期医療
17.発達障害と成人への移行支援
18.小児外科疾患における移行期医療
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五十嵐隆 編