内容紹介
神経疾患に対する薬物療法のスタンダードとなるべく若手勤務医,研修医向けに執筆された意欲作.各種疾患の病態の生化学的背景と処方設計の方法と実例をまとめた.
目次
中枢神経系の特色
神経ネットワークと脳の可塑性
神経栄養因子
脳の循環と代謝
化学的神経伝達
神経薬理学の進歩
治療薬の作用部位
神経伝達機序の生化学
典型的な神経伝達機序
アセチルコリン系
カテコールアミン系
セロトニン系
ヒスタミン系
アミノ酸系
神経ペプチド系
その他の神経伝達物質系
中枢神経作用薬と実験的神経薬理学
神経薬理学の意義
薬理効果を測定する生化学的実験法
行動薬理学の重要性
病態モデルを用いた薬理学実験
神経症患治療薬の薬理
神経内科疾患の薬物治療の考え方
病態が明らかな疾患へのアプローチ
病態が不明確な疾患へのアプローチ
薬物の評価
日常よくみられる愁訴・症状の鑑別と薬物療法
神経内科疾患の薬物療法