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POCT 編

 インフルエンザ迅速検査や血糖検査など POCT(point-of-care testing)検査は,現在の臨床検査には欠かせません.これら検査の QC(quality control)管理や機器保守など,臨床検査技師としての役割は重要です.アメリカに比較すると,日本は POCT での保守管理,システム化が遅れていることは否めないのが現状です.検査のプロである臨床検査技師として,POCT に関する知識もしっかり習得しましょう.今月は POCT 編です.


POCT って何?

東邦薬品| POCT
 http://www.tohoyk.co.jp/ja/products/system/poct/index.html
 POCT について簡単にわかりやすく説明しているのがこちらのサイトです.“よくわからない”という方は,まずはこちらをご覧下さい.

Sysmex POC〜患者さんのそばで
 http://poc.sysmex.co.jp/
 シスメックス社の POCT サイトです.“POC とは?”“POC の有効活用”“アメリカで生まれた POC”など,役立つ情報があります.もちろん,シスメックス社の POC 関連機器の紹介もあります.

POCT コーディネータ?!

日本臨床検査自動化学会
 http://www.jscla.com/
 日本臨床検査自動化学会には POC 推進委員会があり,POCT に関する研修会・セミナーを実施しており,所定の単位を取得すると研修修了証が授与されます.こちらのサイト(http://www.jscla.com/poctop.html)にカリュキラムなど詳細が記されていますので,修了証取得を目指す方は必見です.また,『POCT ガイドライン』も出版しています.教科書として,利用価値ありです.オンラインでの購入も,こちらのサイトから可能です.

最新の POCT 機器情報はこちら!

日本臨床検査自動化振興会
 http://homepage3.nifty.com/jacla/
 POCT に関する最新機器の情報は,こちらでゲットしましょう.

POCT に関する最新ニュースは?

Medcompare-Point of Care Testing News
 http://www.medcompare.com/news.asp?typeid=45
 世界,とくにアメリカを主とした POCT に関する最新情報は,こちらのサイトでバッチリです.  7 月に行われたシカゴでの AACC(アメリカ臨床化学会)と Clinical Lab EXPO(機器試薬展示会)に参加して,POCT 分野の製品開発が世界的に加速していることを痛感しました.日本でも,今後ますます POCT の利用が拡大することは間違いありません.上記のサイトをぜひ利用して下さい.

(大阪医大病院 中央検査部 井口 健)
http://www3.famille.ne.jp/~kenmie/kensa.html
kns006@poh.osaka-med.ac.jp

(Medical Technology2009年8月号掲載:2009年9月1日)