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感染症迅速検査アップデート
36巻13号 2008年12月20日 p.1405-
臨時増刊(43巻) 感染症迅速検査アップデート 3)細菌性腸炎 
はじめに
 細菌性腸炎の検査は,糞便という大量の腸管内常在菌を含む点で他領域には類をみない特殊性の強い検査材料の中から,特定の病原性細菌を検出する目的で実施される.細菌性腸炎の病原体として,市中発生下痢症では,よく知られているサルモネラなどの病原性腸内細菌群,ビブリオ属,カンピロバクター属など,院内発生下痢症では Clostridium difficile や MRSA(methicillin−resistant Staphylococcus aureus)があげられる.
 食品関係分野では,衛生管理上行われる食中毒などの病原性細菌の検査法として,PCR 法,ELISA(enzyme−linked immunosorbent assay)法,免疫クロマトグラフィー法(immunochromatography assay, ICA),免疫磁気ビーズ法などさまざまな迅速検査法が開発・応用されているが,臨床検査分野における迅速検査は,検査材料の特殊性や経済効率などの関係で遅れている.病院などの臨床現場では,何らかの病原菌が検出されることを期待して培養検査が実施され,下痢症原因菌の推定は細菌検査室に任せられることが多い.検査室では,下痢,発熱,嘔吐,推定原因食品および海外渡航歴などに加え,便性状など,主治医からの情報を参考に検査を進めてゆく.主治医には上記患者背景,できれば推定原因菌について情報提供を依頼するのが一般的である.
 細菌性腸炎関連の迅速診断法として,簡易キットによる方法と顕微鏡下の直接観察(鏡検)がある.細菌性腸炎の原因菌検索は,院内発生下痢症か市中発生下痢症かにより,その検査対象も異なる.入院患者の細菌性腸炎では,C. difficileや MRSA の迅速診断が重要である.C. difficileでは,下痢症の原因となる CD トキシン(toxin A)の検出が簡単に行えるようになり,さらに toxin B も含めて検出可能なキットも発売されている.直接鏡検ではトキシン産生能は判定できないが,どちらも特異的な形態から有力な検査法となりうる.……(雑誌本文は続きます)
臨時増刊(43巻) 感染症迅速検査アップデート 3)細菌性腸炎 
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感染症迅速検査アップデート
36巻13号 2008年12月20日
月刊(B5判,222頁)
発行時参考価格 4,200円
注文コード:296040
雑誌コード:08608-12
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