内容紹介
●後期高齢者,特に80歳以上の高齢者の要介護に至る原因は脳血管障害によるよりも「認知症」「転倒・骨折」「高齢による衰弱(虚弱)」が主な原因と言われる.なかでも「転倒・骨折」「虚弱」はサルコペニアに密接に関連している.
●サルコペニアの研究は歴史的には浅いが,栄養,運動,リハビリ,代謝など広い分野から注目される.
●そこで本書ではサルコペアニの「診断と実態」「早期発見・治療」「代謝・栄養との関連」「栄養療法」「運動とリハビリ」など注目度の高い項目について解説した.
●サルコペニアの予防,治療に結びつき,要介護予防の実践で生かされることを目指した注目の一冊.
目次
Part 2 わが国におけるサルコペニアの診断と実態
Part 3 サルコペニアの早期発見・治療
Part 4 サルコペニック・オベシティとその考え方
Part 5 サルコペニアの栄養療法
Part 6 その他の介入法
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
葛谷雅文【くずやまさふみ】
1983年 大阪医科大学卒業
1989年 名古屋大学大学院医学研究科(内科系老年医学)卒業
1991年 米国国立老化研究所研究員
1996年 名古屋大学医学部附属病院(老年科)助手
1999年 同上 講師
2002年 名古屋大学大学院医学系研究科健康社会
医学専攻発育・加齢医学講座(老年科学分野)助教授
2011年 名古屋大学大学院医学系研究科健康社会
医学専攻発育・加齢医学講座(地域在宅医療学・老年科学分野)教授
雨海照祥【あまがいてるよし】
1982年 筑波大学医学専門学群卒業
同 年 順天堂大学附属病院外科入局
1984年 順天堂大学附属病院小児外科
1987年 静岡県立こども病院外科
1989年 山梨県立中央病院小児外科
同 年 筑波大学附属病院小児外科チーフレジデント
1992年 筑波大学臨床医学系小児外科講師
1993〜94年 英国バーミンガムこども病院外科(英国医師免許取得)
2004年 茨城県立こども病院小児外科部長
2007年 武庫川女子大学生活環境学部教授