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別冊「医学のあゆみ」
自然リンパ球の生理と病理

定価 5,280円(本体 4,800円+税10%)
  • 総頁数:104頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2024年12月
  • 注文コード:285910
  • 雑誌コード:20476-12/10

自然リンパ球(ILC) 研究に携わるオールジャパンの研究者が,ILC の基礎とユニークさを伝える一冊!

内容紹介

● 型自然リンパ球(ILC1),2型自然リンパ球(ILC2),3 型自然リンパ球(ILC3)の3つのサブセットがそれぞれ独自に同定・研究され,最終的に自然リンパ球(ILC)という分野が創出されてから10余年が経過した.
●ILCの組織常在性は広く認識されるようになり,着目するILCが存在する組織,微小環境ごとの解析が行われることで,ユニークな表現型や反応性を持つILCが次々と報告されている.
● 欧米と比較すると日本はILC研究者が少ないといわれてきた.ILC研究に携わるオールジャパンの研究者が本特集に集い,ILCの基礎とユニークさを伝えるきっかけになれば幸いである.

目次

1.ILCの分化─その起源と運命決定制御
2.組織特異的なILCの多様性
3.1型自然リンパ球の多様性と生体内微小環境
4.ILC2と循環器疾患
5.微小環境変化を敏感に感知するILC2─脂質メディエーター,ホルモン,神経伝達物質によるILC2の機能制御
6.ILC2の抑制機構
7.ILC2と疲弊
8.ILC2によるアレルギー性疾患の発症機構
9.ILC2と寄生虫感染
10.ILC2と肥満
11.気管支喘息におけるILC2の役割
12.治療標的としてのILC2の可能性
13.感染防御に働き恒常性維持に重要な自然リンパ球
14.ILC3による腸管上皮細胞のフコシル化誘導
15.ILC3と代謝性疾患
16.消化管ILCと消化器疾患

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