小児・AYAがんを取り巻く医療の最新知見をエキスパートが解説!
内容紹介
●小児期からadolescents and young adult=“AYA”世代と称される15〜29歳に発生するがん(小児・AYAがん)は,成人がんと比較するとまれではあるものの,わが国における若年者の主要な死亡原因となっている.
●本書では,小児・AYAがんを取り巻く医療の最近の展開を踏まえて,基礎的研究,臨床研究および実地診療に携わっている第一線の執筆陣が,最新の成果や現状についてわかりやすく解説している.
目次
2.難治性急性リンパ性白血病の治療の新展開
3.小児T-ALLの分子遺伝学的特徴
4.T細胞性急性リンパ性白血病における新規治療の展望─ダサチニブ高感受性T細胞性急性リンパ性白血病の病態解析を通じて
5.AYA・成人B細胞性急性リンパ性白血病の分子基盤の最前線
6.AYA急性リンパ性白血病に対する臨床試験の課題
7.急性骨髄性白血病における分子基盤の最前線
8.小児・AYA世代急性白血病に対する造血細胞移植の現状と展望
9.神経芽腫に対する抗GD2抗体免疫療法
10.横紋筋肉腫治療の現状と将来展望─欧州EpSSG臨床研究からみた日本の横紋筋肉腫治療体系
11.小児肝腫瘍の分子基盤と新規治療法の将来展望
12.肝芽腫の多施設共同研究─国際共同臨床試験を含めて
13.骨肉腫の分子基盤の探求と標的治療の開発
14.脳腫瘍の分子診断の現状と展望
15.造血器腫瘍のパネル検査の課題と展望
16.小児・AYAがんの遺伝性素因と二次がん
17.小児・AYAがんに対する陽子線治療
18.小児・AYAがん患者のトータルケアの現状と今後の展望
19.小児・AYAがんの長期フォローアップ
20.小児・AYAがんの妊孕性温存
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滝田順子 編