体外設置型から植込み型に至るまで,補助人工心臓に関する最新の知見を日本の第一人者の執筆陣が解説!
内容紹介
●重症心不全の補助人工心臓(VAD)治療の進歩の早さには驚くべきものがある.2011年に植込み型VADであるEVAHEARTとDuraHeartが保険適用となって以来,6年が経過した.心臓移植への橋渡し目的に限定されているものの,実質的にはdestination therapyに似た状況になっている.植込み型VADに比べて,ややもすれば時代遅れと思われがちな体外設置型VADも,その役割はいぜんとしてきわめて重要である.
●植込み型VAD実施施設は日本全国に45施設の布陣となり,装着総数も650例を超えている.しかし,補助が長期になるにつれて合併症の頻度も少なくなく,心臓外科医,循環器内科医を中心とした心不全管理ハートーチームの総力を挙げて,合併症軽減に取り組んでいる.
目次
執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください
小野稔 編