内容紹介
●診断・治療法はもちろん,在宅医療まで,パーキンソン病の臨床の最新情報を提供.
●遺伝子治療・細胞移植など,あたらしい治療の試みも紹介.
●原因遺伝子を中心に,基礎研究の進展も解説.
目次
1.パーキンソン病の疫学研究(竹島多賀夫)
2.パーキンソン病の臨床診断および鑑別診断(長谷川一子)
3.“全身病”としてのパーキンソン病の病理―αシヌクレイン蓄積の進展様式とその意義(若林孝一)
4.パーキンソン病の神経生理―パーキンソン症状と大脳基底核の役割(望月仁志)
5.パーキンソン病の画像診断の進歩―MRI,PET,SPECTによる測定(篠遠 仁)
6.パーキンソン病の非運動症状(三輪英人)
7.パーキンソン病薬物療法のメリット・デメリット(村田美穂)
8.パーキンソン病の在宅医療(荻野美恵子)
9.パーキンソン病の定位・機能神経外科的治療―STN-DBSを中心に(深谷 親・他)
10.パーキンソン病の遺伝子治療(望月秀樹)
11.細胞移植によるパーキンソン病の治療(村松慎一)
基礎研究と遺伝性パーキンソン病の原因遺伝子
12.パーキンソン病におけるミトコンドリア機能障害の意義(小林理子・武田 篤)
13.PARK1 および PARK4―α-synuclein(SNCA)とパーキンソン病(山下拓史・松本昌泰)
14.Parkin(PARK2)発見から10年を迎えて(佐藤栄人)
15.PARK5(UCH-L1)―UCH-L1とパーキンソン病(和田圭一郎・望月秀樹)
16.PINK1-linked Parkinson's diseaseの最新知見(河尻澄宏・久保紳一郎)
17.抗酸化ストレス因子としてのPark7/DJ-1とパーキンソン病(有賀寛芳・有賀早苗)
18.PARK8:LRRK2―神経細胞死の機序解明への期待(荻野 裕)
19.PARK9(Kufor-Rakeb症候群):ATP13A2―リソソーム蛋白質 ATP13A2 変異による常染色体劣性遺伝若年性パーキンソニズム(金井数明)
AYUMI Glossary of Terms
20.パーキンソン病を理解するための最新基礎知識(波田野 琢)
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服部信孝 編