やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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別冊「医学のあゆみ」
がん分子標的治療の最先端

発行時参考価格 3,400円
  • 総頁数:120頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2008年12月
  • 注文コード:283480
  • 雑誌コード:20477-12/10

内容紹介

分子標的治療薬(これまでの抗がん剤は,がん細胞だけでなく正常な細胞も攻撃するため,重い副作用が避けられなかったが,がんに関連する分子だけを標的にしてがん細胞と正常な細胞を見分け,がん細胞だけを攻撃する薬剤)によるがん治療の最先端を紹介.

目次

モノクローナル抗体
1.抗HER2抗体療法―乳癌の現状と将来展望(岩田広治)
2.抗VEGF療法(乳腺)―原発性乳癌に対する治療応用が視野に(戸井雅和)
3.抗VEGF療法(消化器)(布施 望・大津 敦)
4.Vascular targeting agent(坂東裕子)
5.抗CD22抗体の基礎と臨床― CD22分子とその抗体療法(照井康仁)
6.骨転移に対するRANKL抗体:denosumab(高橋俊二)
低分子阻害剤
7.乳癌に対するラパチニブ(伊藤良則)
8.EGFRチロシンキナーゼ阻害薬の現状― ゲフィチニブ,エルロチニブ(清水淳市・光冨徹哉)
9.チロシンキナーゼ阻害剤:c-met(上野貴之・戸井雅和)
10.チロシンキナーゼ阻害剤:メシル酸イマチニブ―イマチニブ治療の現状と展望(西田俊朗)
11.マルチキナーゼ阻害剤:sunitinib(高張大亮・白尾國昭)
12.NF-κBを標的とする抗癌剤(鈴木絵里子・梅澤一夫)
13.HDAC6選択的阻害薬―HDAC6選択的阻害薬の腫瘍細胞に対する効果(伊藤幸裕・他)
14.mTOR阻害剤(藤阪保仁・田村友秀)
15.ステロイドサルファターゼ阻害剤(石田浩幸・他)
16.オーロラ阻害剤―染色体分配制御因子を標的とした新しい抗癌剤(達家雅明)
17.サバイビンを標的とした新しい分子標的薬剤:YM155(佐藤太郎・中川和彦)
18.HDAC阻害剤と併用療法(加藤雪彦)
19.FLT3阻害剤とJAK阻害剤―造血器腫瘍に対するチロシンキナーゼ阻害剤の有効性と開発状況(北村俊雄・等 泰道)
20.あらたなABLチロシンキナーゼ阻害剤―イマニチブ耐性克服を目指して(木村晋也)

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戸井雅和 編