やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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別冊「医学のあゆみ」
病理診断をどこまで信じますか
臨床医へのメッセージ

堤寛 編
発行時参考価格 3,800円
  • 総頁数:104頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:1997年2月
  • 注文コード:281650
  • 雑誌コード:20476-2/10

内容紹介

とかく誤解を招きやすい“病理診断の揺れ(病理診断病名の使い方の多様性)”に関して,病理専門医の立場から,弁解ではなく,その難しさを,臨床家にわかりやすいように,できるだけ実例をあげ,臨床現場で生じやすい“誤解”を解くきっかけとなるよう,平易に,エッセイ風に説明した.

目次

医療における病理医の役割
病理科標榜の必要性
病理診断の精度管理
病理診断の標準化と精度管理
細胞診と組織診
病理診断をどこまで信じるべきか
乳腺の乳頭状病変の鑑別−乳管内癌か乳管内乳頭腫か
濾胞癌と濾胞腺腫
Hodgkin病−診断のジレンマ
MALTリンパ腫と偽リンパ腫
軟部腫瘍は誤診されやすい
異形成,異型増殖症,境界悪性腫瘍ははたして前癌病変か−婦人科病理診断の曖昧さ
大細胞癌の弁明
幅のある病理診断名−malignant astrocytomaとglioblastoma
細胞診クラスIII−陰性と陽性の狭間
悪性カルチノイドか神経内分泌細胞癌か
いわゆるウィルヒョウ誤診事件から学ぶ病理診断の難しさ−扁平上皮癌か,疣贅状癌か,はたまた良性病変か
“低分化”な胃癌の組織診断における病理医のジレンマ
不正出血を伴う子宮内膜の病理診断
間質性肺炎の定義をめぐって
果てることがない慢性活動性肝炎をめぐる騒動

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