●鍼灸治療法の基礎と症候別治療論で構成された臨床にすぐ役立つ好適書!
内容紹介
●臨床鍼灸治療学で述べる治療は,経験医術の真髄をとらえた科学的視点に立った鍼灸治療法です.
●現代医学に基づき経験医術の知恵を付加したもので,世界で初めてのものです.
●自然の仕組みを主体とします.身体の治す力を主体とします.身体と環境との関係の仕組みによる力を引き出し治療に活用します.
●治療に用いる刺激治療の道具)を明確にしています.これにより治療の仕方が明確に言葉で伝えられます.
●6段階による基本的治療パターンを定めています.この基本的治療から各症状に応じた活用をします.
●治療の構成は,以下の三つからなります.身体の治す力を高める.訴えに対する治療を行う.未病の徴を治療する.
●病気の治療ができます.刺激療法では,身体の恒常性保持機能が不安定な病気の状態では治療ができません.風邪を引いたときには入浴を控え早く休むのと同じです.本治療は,身体の治す力と身体の仕組みの力を活用することにより,身体の機能の方向を選択することができます.したがって,風邪の急性期,気管支喘息の発作時,偏頭痛の前駆症状期など刺激療法ではできない状態の時の治療ができます.
●治療の効果(治療による直接的効果/高めた身体の治す力による効果の二つの仕組みによる効果を期待できます.
●理解し,技術を身につけた人は,原則として同じ効果を期待できる治療法です.名人芸ではありません.
目次
第2部 症候別治療論
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
西條一止【にしじょうかずし】
1938年 新潟県に生まれる
1965年3月 東京教育大学教育学部理療科教員養成施設卒業
1971年4月 東京教育大学教育学部理療科教員養成施設助手
1976年4月 筑波大学講師
1979年2月 筑波大学助教授
1987年10月 筑波技術短期大学教授
1999年4月〜2003年3月 筑波技術短期大学学長
2003年4月〜 新宿鍼灸柔整専門学校校長
現在に至る
1977年 医学博士(東京大学)
最近の研究「経験医術の科学」
鍼灸学,鍼灸の科学化,自律神経機能からの鍼灸の科学化
著書 「臨床鍼灸学を拓く」医歯薬出版
「ツボ刺激健康ブック」NHK出版,他.論文多数
全日本鍼灸学会顧問
日本温泉気候物理医学会評議員,監事
日本サーモロジィ学会理事
現在,茨城県つくば市に在住
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西條一止 著