日当直 これだけは知っておきたい
緊急検査マニュアル
37巻13号 2009年12月20日 p.1428-1440
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乳酸脱水素酵素(LD) | ![]() |
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■特性・由来
LD は解糖系の酵素で,ほとんどすべての組織に分布し,細胞の可溶性分画に存在する.細胞が損傷を受けた時に血中に逸脱し,上昇をみる.LDは H と M の 2 つのサブユニットからなる 4 量体で,5 つに分画される.これらアイソザイムの分画比は各細胞・組織で特異的なパターンがある. ■検査目的 血清 LD が細胞の傷害の程度を反映するため,初診時のスクリーニング検査に用いられる.ただし,総活性だけでは傷害部位は特定できないため,アイソザイム分析や他の検査と合わせて推定する.同じ病態であれば,活性値が細胞傷害の程度を反映していると考えられる.……(雑誌本文は続きます)(昭和大学藤が丘病院 臨床検査部技師長 矢澤直行) |
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37巻13号 2009年12月20日
月刊(B5判,270頁) 発行時参考価格 4,200円 注文コード:296050 雑誌コード:08608-12 |
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