感染症迅速検査アップデート
36巻13号 2008年12月20日 p.1465-
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はじめに | ![]() |
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性感染症(sexually transmitted diseases, STD)とは性行為を介して感染する疾患の総称であり,現在多数の疾患が STD に含まれている.その病原体も,細菌,クラミジア,ウイルス,および寄生虫など多種類に及んでいる.各種 STD の確定診断は,病原体の分離培養が基本である.しかし,病原体のなかには分離培養が不可能なものや,煩雑で時間のかかるものがあり,迅速で正確な確定診断を下すうえで問題になっている.近年の分子生物学をはじめとする各種科学技術の進歩により,一般臨床で使用できる各種 STD の迅速検査法が開発されてきた.
本稿では,各種 STD のうちクラミジア感染症,淋菌感染症,梅毒,性器ヘルペス,およびヒト免疫不全ウイルス(human immunodeficiency virus, HIV)感染症の迅速検査法について概説する.……(雑誌本文は続きます) |
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36巻13号 2008年12月20日
月刊(B5判,222頁) 発行時参考価格 4,200円 注文コード:296040 雑誌コード:08608-12 |
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