内容紹介
●医療現場では,診断や治療方針の決定とは別に,倫理的判断が求められる場面が少なからず存在する.
●患者の意思と家族の希望が一致しない場合,医学的に可能な治療と患者にとって望ましい結果が乖離する場合など,臨床のさまざまな局面において,医療者は倫理的な問題に直面する.
●本書では,高齢者への医療提供,宗教理由による治療拒否など,臨床現場でぶつかる倫理問題に対してどのように考えるか,各テーマに沿った具体的なケースとともに分析する.
目次
応招義務
高齢者虐待(医療ネグレクト)
サイコオンコロジー
事前指示
守秘義務のケース
モラルディストレス:医療現場における倫理的苦悩
良心的拒否
身体拘束
LGBTQ患者への対応
家族の意向が患者の治療方針に影響を及ぼすケース
先天性疾患を有した新生児の手術
親による定期接種のワクチン拒否
自殺企図患者
人工透析の中止
終末期の患者への対応
終末期でない場合の人工呼吸器の中止
人工栄養の差し控え・中止
リスクの高い治療の要求
判断能力の低下が疑われる患者の意向
子どもの自己決定をいかに尊重するか
善行を果たせるか
小児の輸血拒否
小児の輸血拒否
緩和的鎮静のケース
緩和医療におけるモルヒネによる呼吸抑制:緩和医療死
総論:臨床倫理の歴史と臨床倫理コンサルテーションの展開
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