やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

2,200円(税込)
品切れ

医学のあゆみ
221巻1号
骨粗鬆症 −臨床と研究の最新動向
4月第1土曜特集

発行時参考価格 2,000円
  • 総頁数:100頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2007年4月
  • 注文コード:922101
  • 雑誌コード:20471-4/7

目次

 はじめに−骨粗鬆症は特殊な疾患か 福本誠二

骨粗鬆症理解のための基礎
 骨の構造と機能 網塚憲生・他
 骨リモデリングとはなにか?−骨リモデリングの調節機構とその臨床的意義 竹内靖博
 骨粗鬆症の病因と病態 松本俊夫
 骨粗鬆症の疫学−有病率,発生率,危険因子 吉村典子

骨粗鬆症克服をめざす骨代謝研究の最前線
〔破骨細胞〕
 破骨細胞分化と活性化の調節機構 中村正樹・田中 栄
 Osteoimmunologyと破骨細胞 高柳 広
 破骨細胞の形成部位を決める破骨細胞ニッチ−破骨細胞の形成部位は骨芽細胞が構築する破骨細胞ニッチが決める 高橋直之・溝口利英
〔骨芽細胞〕
 転写因子による骨芽細胞分化制御と骨の成熟−Runx2は骨形成においてオールマイティーな転写因子か? 小守壽文
 BMPシグナルによる骨形成−生理的および病的骨形成への関与 片桐岳信
 Wntシグナルと骨量維持機構 窪田拓生・大薗恵一
 Sclerostinと骨代謝−骨硬化症から見出された骨形成抑制因子 細井孝之
 Growth factorsと骨芽細胞 河村直洋・川口 浩
〔骨細胞〕
 メカニカルストレスと骨−骨細胞の生物学から骨リモデリングシミュレーションへ 手塚建一・上岡 寛

骨粗鬆症臨床の現状と将来
〔骨粗鬆症の診断〕
 骨粗鬆症の診断と骨量・骨質の評価法 伊東昌子
 骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの臨床的意義−測定によりなにがわかるか 岡崎 亮
〔骨粗鬆症の予防と治療〕
 Peak bone massと骨粗鬆症予防 田中弘之
 現在使用可能な骨粗鬆症治療薬 和田誠基・神谷貞浩
 PTHとストロンチウムによる骨粗鬆症治療のエビデンスと展望 杉本利嗣
 ステロイド骨粗鬆症の予防と治療 大中佳三・高柳涼一
 乳癌のホルモン治療中の骨粗鬆症−アロマターゼ阻害薬,ER修飾薬での骨合併症 遠藤逸朗・松本俊夫
 骨粗鬆症の治療法の限界と将来への展望 池田恭治

AYUMI Glossary of Terms
 骨粗鬆症の理解に必要な最新基礎知識 伊東伸朗・鈴木尚宜

サイドメモ目次
 Wntシグナル
 骨芽細胞と造血ニッチ
 Runxファミリー
 Wolffの法則
 反応拡散系
 日本人と欧米人の骨粗鬆症診療における人種差
 天然型(native)ビタミンDと活性型ビタミンD
 骨形成促進剤の臨床応用への展開