内容紹介
●わが国の今後の超高齢・人口減少社会における一人ひとりの患者や利用者にとっては,核家族や家族規模の縮小化によって,家族機能が弱体化しているために,疾病や生活課題がこれまで以上に地域課題となっていくであろう.しかも,それぞれの問題については,わが国ではいわゆる縦割り行政で対処されてきた.これは20世紀においては,有効な行政手法であったかもしれないが,21世紀の未来志向型の対応としては,地域基盤,地域交流,さらには地域統合の方向にもっていかなければならない.そのようなコミュニティケアマネジメントの理論を,より確実なものとするために,本書を発刊した.