なぜヒトは形も大きさも種類も異なる物をうまく咀嚼できるのか?
咀嚼運動と脳・神経の仕組みを今もっともわかりやすく解説した本!
内容紹介
●なぜヒトは形・大きさ・硬さ・種類などが千差万別の物をうまく咀嚼できるのか?―このことを知る楽しさをぜひわかってください.
●巧みな咀嚼運動をコントロールする脳・神経の仕組みの「正確な体系的知識」を「できるかぎりわかりやすく」をモットーに書き下ろした,絶妙な一冊.
●個々の知識の解説ではなく,どのような問題意識から研究がスタートし,どのように取り組んでその問題を解決したかがわかる本.
●噛むことによって頭がすっきりしたり,高齢者の痴呆(認知症)が予防されることなど,咀嚼が心身に及ぼす影響についても解説.
目次
第1章 神経系の組み立てと情報を伝える仕組み
第2章 咀嚼運動を遂行する器官系――咀嚼システム
第3章 顎・舌・顔面の反射運動
第4章 脳の刺激によって引き起こされる咀嚼運動
第5章 咀嚼運動のパタン形成
第6章 咀嚼運動の感覚性調節
第7章 咀嚼運動に関する大脳皮質の役割
第8章 摂食行動の生後発達
第9章 咀嚼が心身におよぼす効果
第10章 老化と咀嚼
・むすび
・索引
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
中村嘉男【なかむらよしお】
1933年 東京都に生まれる
1958年 東京大学医学部卒業
1963年 東京大学大学院生物系研究科第一基礎医学課程修了(医学博士)
1972年 東京医科歯科大学教授(歯学部顎口腔総合研究施設咀嚼研究部門)
1982年 東京医科歯科大学教授(歯学部口腔生理学教室に配置換)
1994〜1997年 東京医科歯科大学歯学部長
1999年 東京医科歯科大学名誉教授
1999〜2002年 帝京平成大学教授(情報学部福祉情報学科)
執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください
中村嘉男 著