臨床心理と社会的背景を考慮し,深い人間理解に基づいた歯科を実現するために
内容紹介
●人間を知り,社会を知るための世界的名著「Achieving Oral Health:the social context of dental care Third edition」の完訳版.
●エビデンスに基づいた歯科医療を進めるうえで,また口腔保健を向上させるために,社会学と心理学および行動科学の基礎的な技術と知識を身につけることは,これからの歯科医療従事者にとってきわめて重要な課題です.
●本書の中核「第2編歯科医療における臨床心理」では,なぜ歯科医療が不安を生じさせるのか,患者さんの不安とは何か,不安を軽減するにはどうしたらよいかなどについて論述.その精緻な考察は読み応え十分.
●患者さんの行動,心,痛みを理解し,そして人間そのものを理解する「人間科学」が,いま歯科医療人には求められている今日,必読の一冊.
目次
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
新庄 文明【しんしょうふみあき】
1977年 大阪大学歯学部卒業
1982年 大阪大学助手(医学部公衆衛生学)
1988年 大阪大学医学部講師
1993年 ロンドン大学キングズカレッジ客員助教授
1994年 大阪大学講師(公衆衛生学)
2001年 長崎大学歯学部教授
2002年 長崎大学大学院医歯薬学総合研究科教授
山崎 久美子【やまざきくみこ】
1980年 上智大学文学部心理学科卒業
1985年 上智大学大学院文学研究科教育学専攻(心理コース)博士後期課程修了・文学博士
1987年 東京医科歯科大学教養部助教授(心理学)
1997年 東京医科歯科大学教養部教授(心理学)
2003年 早稲田大学人間科学学術院教授(臨床心理学)
俣木 志朗【またきしろう】
1978年 東京医科歯科大学歯学部卒業
1982年 東京医科歯科大学大学院修了
1990年 長崎大学歯学部助教授
1995年 東京医科歯科大学助教授
1999年 東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科教授