内容紹介
第2巻では,歯周病における診断,プラークコントロール,付着,歯槽骨の再生,歯の移動および咬合に焦点を当てて解説.なお,各章の末尾に要約と展望のページを設け,文中にも要点をまとめたキャプションをつけるなど,読者の便宜をはかった構成とした.
目次
臨床編
1 活動部位の臨床的診断
2 活動部位の診断と治療法
基礎編
1 歯周病検査法の基礎的背景 梅本俊夫……31
要約と展望……60
第2章 プラークコントロール-ヘルシーポケットは存在するか?……62
臨床編
1 歯肉縁上プラークコントロールの重要性
2 歯肉縁下プラークコントロール
基礎編
1 歯肉縁上プラークと歯肉縁下プラークの関係
要約と展望……107
第3章 付着-付着はどこまで得られるか?……109
臨床編
1 付着の臨床的多様性 丸森英史……109
2 上皮性ならびに結合組織性付着獲得の条件
基礎編
1 上皮性付着と結合組織性付着
要約と展望……165
第4章 歯槽骨の再生-失われた骨は作られるか?……167
臨床編
1 歯槽骨再生の条件 吉江弘正……167
2 GTRの基礎と臨床 山田 了……183
基礎編
1 骨再生の生物学 井上 孝・下野正基……208
要約と展望……229
第5章 歯周病と歯の移動-固定の功罪?……231
臨床編
1 歯の移動と固定 北川原 健……231
2 歯周病と矯正 池田和己……248
基礎編
1 外力に対する歯周組織の応答
要約と展望……274
第6章 歯周病と咬合-歯周組織に調和した咬合とは?……276
臨床編
1 歯周病患者に付与すべき咬合
2 咬合性外傷の臨床的観察 飯島国好……304
基礎編
1 咬合性外傷と歯根膜の血管網
<歯根膜血管網は2層構造>……317
要約と展望……343
執筆者一覧…x
索 引…345
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
下野正基 しものまさき
1945年 北海道に生まれる
1970年 東京歯科大学卒業
1976年 東京歯科大学助教授(病理学教室第2講座)
1991年 東京歯科大学教授(病理学講座)
飯島国好 いいじまくによし
1946年 長野県に生まれる
1972年 日本歯科大学卒業
1974年 東京都大田区に開業