天然歯の保存にこだわる術者,必読!
内容紹介
1995年にわが国初の自家歯牙移植の成書を執筆した著者がその後,20年間の蓄積と経過を踏まえたうえで
2年かけてあらたに書き下ろした実践書,待望の刊!
***本書の特徴***
■20年を超す多くの長期症例や多様な症例を厳選し72症例を掲載.移植・再植の真の姿に迫る
■基礎理論の記載は必要最小限に絞り,臨床の実際に重点をおいた内容
■術式,術後管理をわかりやすく,視覚的,詳細かつ具体的に提示
■読者が読みたい症例を容易に探すことができる構成
ロングセラーの書籍「歯根膜による再生治療」(下地 勲 著)をあわせてお読みいただければ,理論背景をなす基礎の知見への理解もより深めることができます.
目次
2章 意図的再植
3章 外科的挺出
4章 歯根未完成歯の移植
5章 歯根完成歯の移植
6章 歯の移植が有効な欠損歯列
7章 歯の移植術式
8章 むずかしい歯の移植の症例にどう対応するか?
9章 インプラントが必要な欠損歯列ー移植適用が困難な場合
10章 歯の移植と矯正治療
11章 歯の移植におけるCTの活用
12章 歯の移植後のトラブルと対応
13章 歯の移植に関するQ&A
書評
本書の書評をご覧いただけます!
書評:黒田昌彦 先生 (『歯界展望』2016年8月号掲載 PDFファイル:約1.10MB)著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
下地 勲【しもじいさお】
1948年 沖縄県に生まれる
1972年 東北大学歯学部卒業
代々木病院歯科勤務
1975年 沖縄県那覇市開業
1984年 東京都国立市開業
元 東北大学歯学部口腔診断学分野臨床教授,現 東北大学歯学部大学院非常勤講師,火曜会会員,
臨床歯科を語る会会員,日本自家歯牙移植研究会会員,多摩抄読会会員
おもな著書:「入門・自家歯牙移植 ―理論と臨床―」(1995年,永末書店)
「自家歯牙移植の臨床像」(共著)(1996年,クインテッセンス出版)
「治癒の病理―臨床編・第3巻・歯の移植・再植」(共著)(1995年,医歯薬出版)
「歯と歯列を守るための歯根膜活用術」(編著,歯界展望別冊)(2011年,医歯薬出版)
「月刊 下地 勲;歯はここまで残せる―セカンドオピニオンの実践―」(2011年,デンタルダイヤモンド社)
「歯の長期保存の臨床―私はこうして歯を守る―」(編著,デンタルダイヤモンド増刊)(2013年,デンタルダイヤモンド社)
おもな訳書:「歯牙再植と移植の治療学」(共訳.Andreasen J O著)(1993年,クインテッセンス出版)
おもな論文:「自家歯牙移植の治癒の評価」(1992年,ザ・クインテッセンス2月号)
「歯根膜による歯槽骨再生の条件」(1996年,歯界展望4月号)
「歯肉縁下カリエスに対する複数の処置の選択基準と適応症」(1997年,歯界展望6月号)
「さまざまな症例における智歯の効果的活用」(1999年,歯界展望8月号)
「臨床への疑問を尋ねて〜自家歯牙移植〜」(2001年,歯界展望12月号)
「自家歯牙移植のパーシャルデンチャーへの適用」(2004年,クインテッセンス3月号)
「移植歯に歯根膜感覚受容器は蘇るのか?」(2004年,歯界展望5月号)
「移植歯はどれくらい機能するのか?」(2015年,歯界展望6,7月号)ほか多数
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