内容紹介
患者さんの疑問に答えてください.歯医者さんに聞いてみましょう.本書では,代表的な補綴物の製作手順などについてイラストを多用して図解した.
目次
生きていくにはエネルギーが必要です
なんでも食べるようにしましょう
噛めば噛むほどおいしくなります
いろいろな味を覚えましょう
人間はことばをもつ動物です
失った機能を取り戻しましょう
歯とあごの機能を失う原因は食生活にあります
山田さんはこのようにして機能を取り戻しました
機能回復処置の流れを紹介します
患者さんはみなよく似たような状態で来院します
歯科衛生士さんがブラッシングの指導をしてくれます
口のなかの環境が改善されたことを確認します
歯科技工士さんが補綴物をつくります
補綴物が入ったからといって安心はできません
体もモノも手入れをしてはじめて生きてくるものです
歯科医院は100パーセントの機能回復をめざします
揺れ動いている歯は固定します
歯冠部がなくなってしまったらクラウン(冠)で補綴します
1本の歯を全体的におおう補綴物をクラウンといいます
いろいろなクラウンがあります
クラウン(鋳造冠)はこのようにして技工士さんがつくります
むし歯がひどいときは土台をつくる必要があります
大切にしなければならないのはクラウンではなくその歯です
歯が1~2本なくなってしまったらブリッジ(架工義歯)で補綴します
両隣りの歯を橋脚にした補綴物をブリッジといいます
ブリッジは前歯にも奥歯にも使えます
ブリッジはこのようにして技工士さんがつくります
歯にもよい形と悪い形があります
支台歯(橋脚になっている歯)を大切にしましょう
歯が何本もなくなってしまったらパーシャル・デンチャー(部分的な入れ歯)で補綴します
部分的{パーシヤル}に歯のないところを補う入れ歯{デンチヤー}をパーシャル・デンチャーといいます
パーシャル・デンチャーにはいろいろな設計が考えられます
パーシャル・デンチャーはこのようにして技工士さんがつくります
パーシャル・デンチャーでなくブリッジにすることもあります
維持歯(パーシャル・デンチャーを支えている歯)を大切にしましょう
歯が1本もなくなってしまったらフル・デンチャー(総入れ歯)で補綴します
すべて{フル}の歯がなくなったところを補う入れ歯{デンチヤー}をフル・デンチャーといいます
フル・デンチャーはこのようにして 技工士さんがつくります(1)
フル・デンチャーはこのようにして 技工士さんがつくります(2)
機能回復と同時に美しさも当然要求されます
フル・デンチャーをうまく使いこなしてください
有病者にこそ機能回復の手を
健康な歯を最も必要とする人は心身に障害のある人たちです
口蓋裂(三つ口)を治すにはみんなの力が必要です
がん治療の一部として顔やあごの補綴も行います
口のなかのことはなんでも歯科の先生に相談してみましょう
歯とあごの機能働かせるのはあなた
口もとにしまりをつけて話をすると美しく聞こえます
とかく前歯は目立つものです
金は化学的に最も安定してます
歯を動かして機能を回復させることもあります
本書の発行にご協力をいただいた方々
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
青木智彦 (東京都新宿区)
青嶋 仁 (昭和大学歯学部)
飯塚哲夫 (埼玉県上尾市)
池田敬人 (埼玉県上福岡市)
石井正敏 (新潟県新潟市)
石橋克禮 (鶴見大学歯学部)
井上直彦 (東京大学医学部)
大森郁朗 (鶴見大学歯学部)
押見 一 (東京都田無市)
大畑富美子 (東京都江東区)
片山恒夫 (大阪府豊中市)
加藤武彦 (神奈川県横浜市)
窪田勝信 (神奈川県横浜市)
熊谷 崇 (山形県酒田市)
幸地省子 (東北大学歯学部)
斉木好太郎 (東京都港区)
鈴木俊夫 (愛知県名古屋市)
鈴木祐司 (神奈川県横浜市)
瀬戸晥一 (鶴見大学歯学部)
武居秀昭 (神奈川県横浜市)
谷口威夫 (長野県長野市)
月星光博 (愛知県海部郡)
出口理恵 (神奈川県横浜市)
手島貞一 (東北大学歯学部)
寺田周明 (富山県富山市)
戸田外穂 (大阪市阿倍野区)
中野 充 (福岡県北九州市)
益口 静 (神奈川県横浜市)
丸森英史 (神奈川県横浜市)
山岸貴美恵 (長野県長野市)
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