●臨場感あふれる鮮明な映像により,解剖の書籍や模型では理解しにくかった体幹の立体構造,筋・神経の位置関係,進入状況等を見ることができる60分のDVD!
内容紹介
●臨場感あふれる鮮明な映像とナレーションにより,解剖の書籍や模型では理解しにくかった体幹の立体構造,筋・神経の位置関係,進入状況等を見ることができる60分のDVD.
● 体幹編で特に意を用いたのは次の点である.頸部では,2種類の神経ループ,すなわち浅頸神経ワナと頸神経ワナの構成と分布先を示し,頸部の内臓を取り除いて頭・頸長筋および斜角筋について観察し,周囲構造物との位置関係に意を配って示説した.固有背筋では,外側・内側の2群に分類して剖出を進め,とりわけ腸肋筋と最長筋については,短い筋束が重なり合って長い筋にまとまっている構成上の特徴について触れた.浅胸部では,大胸筋の停止部の4層構成を重視して解剖を行い,また深胸部では,外肋間筋を剥がして肋間神経の走路と枝分かれを検討した.腹壁は前・側・後の3腹筋群に分け,肋間神経の走路とのかかわり,腹直筋鞘の構成などを観察した.
●骨盤底部では,寛骨を適宜切りとり,陰部神経の走行経過を明らかにした.鼠径管については,別の解剖体を用いて壁構成を剖出しながら解説した.収録条件が異なる映像を取り入れたのは,鼠径管の諸構造が鮮明であり,この部位の解剖の理解が容易となると考えたからである.
目次
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
佐藤達夫【さとうたつお】
1963年 東京医科歯科大学医学部卒業
1968年 東京医科歯科大学大学院医学研究科修了(医学博士)
1968年 福島県立医科大学講師(解剖学第1)
1970年 東北大学助教授(医学部解剖学第2)
1974年 東京医科歯科大学教授(医学部解剖学第2)
1995〜2001年 東京医科歯科大学医学部長
1999年 東京医科歯科大学教授(大学院機能解剖学分野)
2003年 東京医科歯科大学名誉教授
2004年 帝京平成大学教授
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