110巻1号 2007年1月1日 p.35-40
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特集 健康づくり運動の現状と課題 | ![]() |
医療制度改革と健診・保健指導の義務化
厚生労働省健康局総務課 生活習慣病対策室
山本英紀 ![]() |
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メタボリックシンドロームに着目する意義 | ![]() |
メタボリックシンドロームは内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖,脂質異常,高血圧を呈する病態であり,それぞれが重複した場合は,虚血性心疾患,脳血管疾患などの発症リスクが高くなる.生活習慣病を予防するためには,食事,運動などの生活習慣の改善により,内臓脂肪を減少させることで,高血糖,脂質異常,高血圧などのリスクの低減が図られると考えられるため,今回の標準的な健診・保健指導の見直しでは,メタボリックシンドロームに着目して検討を行った.また,内臓脂肪に起因する糖尿病,高脂血症,高血圧症は発症してしまった後でも,血糖,血圧等を適切にコントロールすることにより,心筋梗塞等の心血管疾患,脳梗塞等の脳血管疾患,人工透析を必要とする腎不全などへの進展や重症化を予防することが可能であると考えられる.……(雑誌本文は続きます)
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110巻1号 2007年1月1日
月刊(B5判,128頁) 発行時参考価格 1,200円 注文コード:061101 雑誌コード:09319-01 |
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