医学のあゆみ
291巻1号
アトピー性皮膚炎の治療を網羅する
10月第1土曜特集
- 総頁数:104頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2024年10月
- 注文コード:929101
- 雑誌コード:20471-10/5
内容紹介
・長らくアトピー性皮膚炎(AD)治療の中心にあったステロイド外用剤は,長期使用による副作用が懸念され,適切な使用法の習得と副作用への丁寧な対応が求められてきた.
・近年,非ステロイド系外用剤やPDE4阻害薬が登場し,そして,中等症以上には生物学的製剤やJAK阻害薬が登場するなど,治療の選択肢が大幅に拡大した.また,光線療法も有効性が高く,漢方薬も西洋医学的治療の効果を高めるのに有用である.さらに,患者QOLを向上できる美容医療の活用も検討すべきである.
・このように現在のAD治療は多岐にわたる.本特集では,最新の知見に基づく治療戦略を網羅的に解説する.
目次
ステロイド外用剤
(大塚篤司)
意外と知らない“保湿“,基本の“キ”
(佐治なぎさ)
アトピー性皮膚炎に対する漢方治療
(栁原茂人)
抗ヒスタミン薬
(千貫祐子)
タクロリムス軟膏
(内田修輔)
デルゴシチニブ軟膏
(中嶋千紗)
ジファミラスト軟膏
(本田哲也)
アトピー性皮膚炎に対する光線療法
(加藤麻衣子)
分子標的薬時代のアトピー性皮膚炎治療におけるシクロスポリンのポジショニング
(花房崇明)
デュピルマブ
(益田浩司)
トラロキヌマブの有用性
(小寺雅也)
レブリキズマブ
(乃村俊史)
ネモリズマブ
(今井聡子・石氏陽三)
中等症~重症アトピー性皮膚炎に対するウパダシチニブ治療のresponderを予測する
(萩野哲平・神田奈緒子)
アブロシチニブ
(川上民裕)
バリシチニブによるアトピー性皮膚炎治療
(茂木精一郎)
アトピー性皮膚炎の美容問題
(日野亮介)
次号の特集予告
サイドメモ
アドヒアランス重視
漢方薬の副作用
IGAスコア
EASI
薬物血中濃度モニタリング(TDM)とは
IL-31
ヤヌスキナーゼ(JAK)阻害薬
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