やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
276巻7号
難聴の治療 −再生医療から人工聴覚器まで

発行時参考価格 1,400円
  • 総頁数:70頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2021年2月
  • 注文コード:927607
  • 雑誌コード:20472-2/13

内容紹介

・難聴は人と人とのコミュニケーションや社会生活に支障をきたし,最近は認知症のリスク因子といわれている.難聴には伝音難聴と感音難聴と,両者を伴う混合性難聴がある.
・難聴の治療は従来の薬物,手術,医療機器に加えて,多くの新しい治療法が開発されており,基礎医学や医工学の発展とともに急速に進歩している.
・本特集では,難聴治療に関する最新情報を“基礎医学を応用した日本発の先端的治療法”と“人工聴覚器など医療機器の世界的な潮流”の2つの視点から,専門の先生方に解説していただく.

目次

特集 難聴の治療−再生医療から人工聴覚器まで
 はじめに 大森孝一
 鼓膜再生療法 金丸眞一
 中耳粘膜再生を併用した鼓室形成術 森野常太郎
 IGF-1による急性感音難聴の治療 山本典生
 遺伝性難聴に対するiPS細胞創薬−ペンドレッド症候群に対する低用量シロリムス療法 藤岡正人・他
 遺伝性難聴と遺伝子治療の現状 吉村豪兼・他
 補聴器の最新情報 鈴木大介・新田清一
 人工内耳の最新情報 内藤 泰
 人工中耳の最新情報 岩崎 聡・高橋優宏

連載
臨床医が知っておくべき最新の基礎免疫学(19)
 アレルギー疾患の発症予防 斎藤博久

バイオミメティクス(生体模倣技術)の医療への応用(15)
 ナノスーツ法による医療診断への応用 河崎秀陽

TOPICS
 腎臓内科学 活性型ビタミンDは透析患者の心血管イベントを抑制するか? 庄司哲雄
 生化学・分子生物学 細胞老化と発がん 安田崇之・山田泰広
 免疫学 1型自然リンパ球は急性肝障害において保護的な役割を持つ 鍋倉 宰・澁谷 彰

FORUM
 天才の精神分析−病跡学(パトグラフィ)への誘い(13) フリードリヒ・ヘルダーリン−近代的理性の裏面としての統合失調症 松本卓也
 書評『倫理コンサルテーション ケースブック』(堂囿俊彦・竹下 啓 編著) 金田浩由紀

 次号の特集予告