医学のあゆみ
206巻10号
心不全のあらたな治療戦略
9月第1土曜特集
- 総頁数:108頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2003年9月
- 注文コード:920610
- 雑誌コード:20471-9/6
目次
編集 堀 正二(大阪大学大学院医学系研究科病態情報内科)
はじめに 堀 正二
治療の現状と戦略
■収縮不全による慢性心不全−beyondガイドライン
1.ACE阻害薬とβ遮断薬・アンジオテンシン受容体拮抗薬の併用 岡本 洋・北畠 顕
2.抗アルドステロン薬になにを期待するか
−心臓はアルドステロンの標的臓器である 蔦本尚慶・堀江 稔
3.Ca拮抗薬は是か非か−長期作用型Ca拮抗薬の可能性 吉村道博・小川久雄
4.温熱療法・運動療法の有用性と適応 福留 剛・他
5.心不全に対する新しいペースメーカー治療
−両心室同期ペースメーカー 平木達朗
6.外科的治療−左室形成術・僧帽弁形成術・左室補助循環 西村重敬・許 俊鋭
■治療戦略の道標
7.BNPガイドの治療戦略 猪又孝元
8.心不全のテーラーメイド治療 長谷川 洋・小室一成
■今後の心不全治療のターゲット−beyond収縮不全
9.拡張不全に対する治療戦略−肥大,線維化をターゲットに 山本一博・増山 理
10.高齢者ならびに高血圧患者における心不全の一次予防 苅尾七臣
あらたな治療ターゲット
11.酸化ストレスと心筋障害 筒井裕之
12.サイトカインと心筋障害 松森 昭
13.心不全におけるアドレナリン受容体シグナル伝達と抗心筋自己抗体 吉川 勉・馬場彰泰
14.カルシウムハンドリングと心機能障害
−心不全治療ターゲットとしての筋小胞体Ca2+制御蛋白 矢野雅文
15.心肥大・心不全におけるHB-EGFの役割
−増殖因子による心不全治療の可能性を探る 高島成二
16.核内情報伝達機構と心不全・心肥大 真鍋一郎・永井良三
17.慢性心不全における睡眠時呼吸障害と交感神経活動の亢進
−心不全進展の悪性サイクル 麻野井英次
18.虚血性心筋症に対する血管新生療法
−塩基性線維芽細胞増殖因子徐放化システムの有用性 丹原圭一・米田正始
19.心不全に対する心筋再生治療 澤 芳樹
サイドメモ
抗アルドステロン薬の併用は?
アルドステロンの心筋線維作用
パッチクランプ法
一酸化窒素(NO)と血管拡張
両心室同期ペースメーカーの進歩
左室補助人工心臓(LVAS)の使用
心不全診断におけるBNP測定の意義
SNPの解析
拡張不全モデル
睡眠時無呼吸症候群
ミトコンドリアDNA(mtDNA)
心不全における炎症マーカーとしてのCRPとサイトカイン
心筋症の発生機序
βアドレナリン受容体シグナル伝達
FKBP
EGF増殖因子とHB-EGF
無呼吸低呼吸指数(apnea-hypopnea index:AHI)と酸素飽和度低下指数(oxygen desaturation index:ODI)
血管新生因子
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