医学のあゆみ
204巻1号
癌の化学予防最前線
- 総頁数:112頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2003年1月
- 注文コード:920401
- 雑誌コード:20471-1/4
目次
編集 西野輔翼(京都府立医科大学生化学教室)
はじめに
西野輔翼
研究の最前線
1.遺伝子調節化学予防
−発癌の遺伝子異常に基づいた新しい予防法の開発 神山 順・酒井敏行
2.癌のバイオケモプリベンション 里見佳子
3.COX-2 と癌予防 傳田阿由美
4.フリーラジカルと癌予防 吉川敏一・古倉 聡
5.生体内酸化ストレス評価と癌予防
−酸化ストレスプロファイル 越智宏倫・蔵重 淳
6.植物成分による癌の化学予防 大澤俊彦
7.癌予防に向けた植物性食素材やその有効因子の発掘
−香辛野菜中の特殊成分への期待 大東 肇・村上 明
8.果実成分による癌の化学予防 矢野昌充
9.フラボノイドの癌予防機構
−フラボノイドが癌予防因子となりうる化学的作用機構 金沢和樹
10.アントシアニンの癌抑制効果
−ビルベリーアントシアニンの癌細胞アポトーシス誘導効果 小堀真珠子
11.カルコンによる癌の化学予防
−Isoliquiritigenin をはじめとする食品由来天然カルコンの効果 馬場正樹・奥山 徹
12.緑茶による癌の化学予防 原 征彦
13.クルクミンによる癌の化学予防 千葉逸朗・小林 博
14.ニンニクの癌予防効果−熟成ニンニク抽出液(AGE)を中心に 許 栄海
15.イソチオシアネート類の第二相解毒酵素誘導による発癌抑制 森光康次郎・内田浩二
16.アップルペクチンの癌抑制作用と活性酸素抑制 田澤賢次・他
17.葉酸/ビタミン B12による癌の化学予防 加藤治文・斎藤 誠
臨床応用の可能性と今後の課題
18.癌予防の臨床試験における課題−食物繊維と大腸癌の関係を例に 石川秀樹
19.ラクトフェリンの癌化学予防効果とその機序
−ヘテロサイクリックアミン誘発肝および大腸発癌に対して 藤田健一・津田洋幸
20.NSAIDs による癌の化学予防 田中卓二
■サイドメモ目次
カロテノイド
COX-1 と COX-2
非ステロイド性抗炎症剤(NSAID)による大腸癌予防の歴史
フリーラジカルと NF−κB
“遺伝的素因”か“生活習慣”か,どちらが強いか
ポリフェノール
ポリメトキシフラボノイド
バイオアベイラビリティ
天然色素
アーユルベーダ(Ayurveda)
熟成ニンニク抽出液
アンチオキシダント応答配列(ARE)
受動喫煙の影響
疫学とは
大腸癌の癌化学予防におけるあらたな標的・EP 受容体,PPARs
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