やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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DENTAL CLINICAL SERIES
BASIC 5
小外科手術・はじめてのMTM・補綴物のチェックと調整・口腔内情報のトランスファー・EBM時代の情報整理

発行時参考価格 8,000円
  • 総頁数:182頁 / カラー
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2003年6月
  • ISBN978-4-263-45178-6
  • 注文コード:451780

内容紹介

各科別に学んだ知識を組み立てる総合力と,患者の個別性に注目した臨床を行うことをめざした,臨床家による臨床家のための実践的卒後研修マニュアル.一般臨床家にとって身近なテーマをわかりやすく解説.

目次

小外科手術
はじめてのMTM
補綴物のチェックと調整
口腔内情報のトランスファー
EBM時代の情報整理

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編著者略歴】
鈴木 尚
 1942年 北海道に生まれる
 1967年 日本大学歯学部卒業
 1973年 東京都中央区にて開業
宮地建夫
 1942年 埼玉県に生まれる
 1967年 東京歯科大学卒業
 1972年 東京都千代田区にて開業
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鈴木 尚 すずきひさし
 1942年 北海道に生まれる
 1967年 日本大学歯学部卒業
 1973年 東京都中央区にて開業
 包括歯科医療研究会・火曜会会員
 ナオ歯科クリニック
 まえ歯のなやみ相談室(単著,医歯薬出版,1992),すれちがい咬合一歩手前の症例と問題点(日本歯科評論,506,1984),残存歯と顎堤の健康にどう取り組むか(補綴臨床, 18-4,1985),コーヌス・テレスコープ―その咬合採得(コーヌス・テレスコープの現在,金子一芳・宮地建夫編,グノーシス,1986),咬合高径はどう決めるか(補綴臨床別冊,1989),処置の優先目標に対する考え方(補綴臨床別冊,1991),咬合,その臨床像と治療(日本歯科医師会雑誌,49-7,1996),フォローアップシステムの実際―フォローアップシステムを成立させるために―(補綴臨床別冊,1996),欠損歯列で何を見るのか(デンタルハイジーン,19-10,1999),炎症と力に対する欠損補綴(日本歯科評論,703,2001),歯周・咬合コンプレックスからみた治療ナビゲーション(歯周病治療のストラテジー,吉江弘正・宮田 隆編,医歯薬出版,2002)など,日常臨床への細やかな配慮と,若い歯科医への教示に富む論文を執筆している.診療室でも積極的に卒直後の歯科医を受け入れ,本書に取り上げたような実践的卒後教育に情熱的に取り組んでいる.臨床現場という学校で後輩を教育する,いわば講座主任教授で,早朝からの“朝勉”もあるようだ.最近では,そうした後輩がどんどん卒業(開業)し,孫弟子も多い.いまでは学長というほうがよいのかもしれない.風貌もそうなった.日歯の生涯研修セミナーで全国を回ったあと,ついには近隣諸国への歯科教育にも目を向けだした.
宮地建夫 みやちたてお
 1942年 埼玉県に生まれる
 1967年 東京歯科大学卒業
 1971年 同大学大学院修了(解剖学)
 1972年 東京都千代田区にて開業
 1975年 岩手医科大学非常勤講師
 1981年 東京歯科大学非常勤講師
 火曜会会員
 鉄鋼ビル歯科診療所
 Dental Mook 9 臨床診断(編著,医歯薬出版,1987),コーヌス・テレスコープの現在(金子一芳・宮地建夫編,グノーシス,1986)ほか,「欠損歯列の客観的位置づけ」の提案(日本歯科評論,462・463,1981),欠損歯列の臨床診断―慢性疾患としてみた診断・治癒・予後・経過の意味(補綴臨床,17-3,1984),犬歯をめぐる臨床的評価(日本歯科評論別冊,1989),欠損歯列の診断(補綴臨床,24-3,1991),欠損歯列の臨床評価と処置方針(医歯薬出版,1998),歯列単位における咬合崩壊の予防―欠損歯列のレベルとリスク―(歯界展望,98-3,2001),歯を守る Skill-up of Dental Practice(医歯薬出版,2002)など,歯科臨床に対する客観的評価への試みと,望ましい医療を希求しての示唆に富む論文発表を行っている.“統計”というイメージから難解な学者だと思われがちであるが,酒の席でのギャグの応酬に出会えば,その心配は杞憂となるであろう.遠大な視野と鋭い分析力は膨大な資料収集の結果であり,議論になれば決してぶれない論客と化す.
大坪青史 おおつぼせいじ
 1953年 福岡県に生まれる
 1979年 日本大学歯学部卒業 千葉県松戸市・東風歯科医院勤務
 1981年 神奈川県平塚市にて開業
 大坪歯科医院
 歯周治療の経過で判断する補綴処置の方法と時期(補綴臨床,24-1,1991),歯槽骨の形態と X線像(デンタルハイジーン,21-5,2001),根分岐部へのアプローチ(デンタルハイジーン,23-4,2003)などの論文を執筆.しつこいというのか実直というのか,歯周からはじまり補綴や矯正までなんでも一所懸命.だから最近では近代十種を見ているようで臨床的な欠点が少ない.趣味もスキーやゴルフ,温泉めぐりなど幅広い.
藤村三良 ふじむらみつよし
 1955年 岩手県に生まれる
 1981年 岩手医科大学歯学部卒業 岩手県岩手郡・沼宮内歯科医院勤務
 1984年 盛岡市鉈屋町にて開業
 2000年 盛岡市肴町に移転開業
 ふじむら歯科医院
 予後不安な支台歯や健全歯をどのように義歯に組み入れるかに迷った症例―臨床の疑問から―(ザ・クインテッセンス,15-3,1986),側切歯の舌側転位した 4 症例―あるスタディグループの歩み.火曜会 60(GC),シリコーン印象用個歯トレー法(補綴臨床別冊,1994)などの論文を執筆.似顔絵がうまく,相手の特徴をしっかりつかんですこしデフォルメして描くうまさは抜群.その眼力は臨床にも発揮され,患者さんの特性を瞬時につかんだ症例報告には感服させられる.
菊地武芳 きくちたけよし
 1955年 東京都に生まれる
 1979年 日本歯科大学歯学部卒業 東京都渋谷区・田中歯科医院勤務
 1984年 東京都江戸川区にて開業 CDC会員
 菊地歯科
 患者さんとともに歩む歯周治療を目指して(歯科ジャーナル,1989),ライフステージと歯科治療(補綴臨床,31-3,1998),歯列不正,臼歯部咬合崩壊により引き起こされた咬合性外傷歯の対応に MTMを利用した症例(日本臨床歯周病学会会誌,19,2001),はじめよう! MTM(デンタルダイヤモンド,2002)などの論文を執筆.有名な CDCというスタディグループの会長経験者で,人望も厚い.外見は江戸時代の道楽若旦那風なのに反して,症例報告はコンサバティブで人間味があり,人望の出所がわかる.
野嶋昌彦 のじままさひこ
 1957年 東京都に生まれる
 1982年 東京歯科大学卒業
 1986年 東京歯科大学大学院修了(補綴学) 東京歯科大学助手
 1990年 東京歯科大学講師
 1991年 東京都千代田区にて開業 救歯会会員
 のじま歯科医院
 歯科補綴学マニュアル(南山堂,1991),人工歯排列に苦慮した少数歯残存症例(補綴臨床,29-4,1996),臨床研修の新たなる試み―X線写真の有効利用(歯界展望,94-6,1999),欠損歯列における自家歯牙移植とインプラントの併用(日本歯科医師会雑誌,53-8,2000),臨床に出てまっ先に困ること(歯界展望,98-5,2001)などの論文を執筆.卒後研修や編集会議での企画に際して卓越した能力を発揮する.だから症例を拝見しても,その発表の構成や説得力は高く評価される.ただ,後輩にも同じレベルを要求しすぎるのが多少難か?!
藤関雅嗣 ふじせきまさつぐ
 1956年 東京都に生まれる
 1981年 東京歯科大学卒業 東京歯科大学歯科補綴学第 3 講座入局
 1987年 東京都台東区にて開業 救歯会会員
 藤関歯科医院
 インプラントを導入しての欠損歯列への対応(補綴臨床,28-1,1995),多数歯欠損への対応例―臼歯部咬合崩壊症例への上顎パーシャルデンチャーによる対応―(歯科技工別冊,2000),インプラント除去にいたった症例の長期経過観察からスクリーニングした“失敗しない”ための診査・診断項目と対応の仕方(補綴臨床,33-1,2000),インプラント除去に至った長期症例から学ぶ(日本歯科医師会雑誌,55-4・6,2002)などの論文を執筆.浅草寺の境内で育った下町っ子.表面的には人当たりがよい.文章ではわかりづらいが,症例発表をみると患者からも親しまれているのがよくわかる.これが演技ならば脱帽する.
岸本英之 きしもとひでゆき
 1964年 北海道に生まれる
 1996年 日本大学歯学部卒業 神奈川県川崎市・平井歯科勤務
 1997年 東京都中央区・ナオ歯科クリニック勤務 包括歯科医療研究会会員
 ナオ歯科クリニック
 X線写真きほんの「き」―下顎臼歯部の正常像―(デンタルハイジーン,22-7,2002),X線写真きほんの「き」―下顎臼歯部の病態像―(デンタルハイジーン,22-8,2002),欠損補綴と支台歯の負担能力(JCPG会報,2002)などの論文を執筆.歯科医学を忠実に実践することを目標にかかげた仕事人.情報家でなにごとにも手抜きをしない姿勢は,多くの患者さんから信頼を得るもとになっている.ただいま開業準備中,花嫁募集中である.
横倉正典 よこくらまさ
 1953年 栃木県に生まれる
 1979年 日本大学歯学部卒業 日本大学歯学部補綴学教室入局
 1981年 東京都千代田区・一ツ橋歯科クリニック勤務
 1985年 栃木市にて開業 包括歯科医療研究会会員
 横倉歯科クリニック
 根面齲蝕の処置・症例―欠損側の根面齲蝕を全部被覆冠で処置した症例―(補綴臨床,22-3,1989),スタディグループの発表から―卒後 17年目の悩み―(補綴臨床,30-6,1997),正常像と異常像から X線の基本を理解する(歯科技工,30-8,2002)などの論文を執筆.包括歯科医療研究会の会長を務める包容力豊かな人格者.熱い議論もさらりとかわす自信は,豊富な臨床経験の証か.会にあっては咬合論を実践できる数少ない臨床家でもある.
牛島 隆 うしじまたかし
 1963年 熊本県に生まれる
 1989年 日本大学歯学部卒業 東京都中央区・金子歯科クリニック勤務
 1994年 熊本市にて開業 KDM会員
 牛島歯科医院
 臨床統計からみえてくるもの―咬合支持の崩壊過程の検証を通して―(歯界展望,95-2,2000),インプラントの生存率を追う―多施設における ITIインプラント 1268 本の臨床統計―(歯界展望,99-5,2002),EBMを臨床に活かす(座談)(日本歯科医師会雑誌,55-2,2002)などの論文を執筆.スタディグループ KDMにおいて臨床疫学の“牽引車“である.“車”というのも,実に冷静沈着で黙々とデータ処理を進めていく姿が,パワフルでまるで機関車のようだからである.KDMの Kは熊本の Kである.

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鈴木尚宮地建夫 編著/大坪青史菊地武芳藤村三良野嶋昌彦藤関雅嗣横倉正典岸本英之牛島隆 執筆

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