「むずかしい!」といわれる総義歯臨床がよくわかり,できるようになる
初心者が総義歯のイメージをつかむためのポイントを整理
内容紹介
“総義歯はむずかしい”と感じるのは,
●無歯顎口腔解剖
●使用する材料に対する理工学的知識
●総義歯の臨床術式に対する知識,経験
の不足であることが多い.
本書は,総義歯製作のための診査・診断から装着までをカラー写真を中心に解説し,初心者が総義歯のイメージをつかむことができるようにすることに力点を置いて,総義歯臨床に不安を抱いている方々に役立つ内容としました.
勘にたよるのではなく,科学的な根拠に基づいて,押さえるべきポイントを的確に示しています.
症例数をただ増やしても臨床の技術は進歩しないものです.
この本で総義歯臨床の“押さえどころ”を修得してください.
目次
2章 義歯の形をイメージするために必要な解剖学的・生理学的根拠 1-上顎印象域の設定―……13
3章 義歯の形をイメージするために必要な解剖学的・生理学的根拠 2-下顎印象域の設定―……31
4章 義歯の形をイメージするために必要な解剖学的・生理学的根拠 3-印象採得―……49
5章 無歯顎者における機能的な下顎位,咬合高径とは―咬合採得(顎間関係記録)―……81
6章 無歯顎者における審美とは ―前歯部人工歯配列―……101
7章 無歯顎者に与える咬合とは ―臼歯部人工歯配列―……115
8章 異物感の少ない義歯の形態とは ―歯肉形成と研磨面形態―……127
9章 総義歯に与える“あそび”とは ―義歯の装着と調整―……135
さくいん……147
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
小林賢一
昭和28年 北海道生れ
昭和54年 東京医科歯科大学歯学部卒業
昭和58年 東京医科歯科大学大学院歯学研究科(歯科補綴学)修了
昭和59年 東京医科歯科大学歯学部歯科補綴学第3講座助手
平成2年 東京医科歯科大学歯学部高齢者歯科学講座講師
平成6年8月〜平成8年2月 テキサス大学サンアントニオ校補綴科に留学
平成8年〜 テキサス大学サンアントニオ校補綴科Clinical Associate Professor
平成12年〜 東京医科歯科大学歯学部附属病院高齢者歯科講師
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小林賢一 著