やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

5,280円(税込)
品切れ

「医学のあゆみ」第5土曜特集〈第214巻5号〉
高血圧UPDATE

島本和明 企画
発行時参考価格 4,800円
  • 総頁数:240頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2005年7月
  • 注文コード:286050
  • 雑誌コード:20475-7/30

内容紹介

高血圧は年齢層の増加とともに増えており,高血圧治療との予防対策は急務である.高血圧治療のガイドラインの内容も盛り込みながら,疫学,診断,治療研究の最新のエビデンスを示すことをねらい,“高血圧のすべて”を収載.

目次

高血圧UPDATE 企画 島本和明(札幌医科大学医学部内科学第二講座)
 はじめに 島本和明
■高血圧の疫学
 わが国における高血圧の実態 上島弘嗣
 高血圧合併症の疫学 高木 覚
 久山町研究 清原 裕
 端野・壮瞥町研究 斎藤重幸
 大迫研究 大久保孝義・今井 潤
 小児高血圧の疫学 内山 聖

■高血圧の診断法の進歩
 家庭血圧評価 梅村 敏
 24時間血圧評価法 桑島 巌
 白衣高血圧と臨床研究−白衣高血圧の考え方と今後の展望 斎藤文雄・久代登志男
 仮面高血圧−その病態と診断法 松井芳夫・他
 早朝高血圧症up to date 苅尾七臣
 内分泌性高血圧−そのスクリーニングと確定診断法 西川哲男
 腎実質性・腎血管性高血圧−病態とその診断 伊藤 修・伊藤貞嘉

■エビデンスに基づく高血圧の治療とあらたな展開
 生活習慣改善 安東克之・藤田敏郎
 高血圧の治療指針 猿田享男
 脳血管障害合併高血圧 松本昌泰
 腎疾患合併高血圧 菊本陽子・他
 糖尿病合併高血圧 片山茂裕
 高齢者高血圧 楽木宏実・荻原俊男
 心肥大合併高血圧の治療 重松裕二・檜垣實男
 エビデンスに基づく高血圧性心不全の治療 筒井裕之
 虚血性心疾患合併高血圧−目標降圧値と降圧薬の選択 松岡博昭
 高血圧の分子治療−新規高血圧治療のための分子高血圧学からのアプローチ 石川一彦・荻原俊男

■高血圧治療のコントラバーシー
 わが国において降圧利尿薬は第一選択薬か 福田道雄・木村玄次郎
 ARBとACE阻害薬の相異 光山勝慶
 Blood pressure loweringを超えた降圧薬の作用−Beyond blood pressure lowering effectは存在するか 江藤胤尚
 降圧薬は中止できるか 芦田映直
 メタボリックシンドローム−インスリン抵抗性は高血圧の成因か 浦 信行・山岸優雅

■高血圧発症機序研究の最前線
 高血圧の感受性遺伝子研究の現状 羽田 明
 高血圧の遺伝子操作モデル動物 栗原裕基
 レニン−アンジオテンシン系 堀内正嗣
 心血管ホルモンとしてのアルドステロン−日本人にとってアルドステロンは有害か 宮森 勇
 レプチンと高血圧 海老原 健・中尾一和
 食塩感受性高血圧の遺伝子異常 安東克之
 高血圧による心血管リモデリング 塩島一朗・小室一成
 ゲノム創薬と薬理ゲノミクス 田中利男
 降圧薬と臓器保護作用−降圧薬のbeyond blood pressure lowering effectsと高血圧治療戦略 川辺淳一・他
 高血圧治療の医療経済 山崎 力

■サイドメモ目次
 食塩摂取量の推定
 メタボリック症候群
 Pooling of repeated observations法
 コホート研究(cohort study)
 乳児期の栄養と高血圧
 偶発腫瘍
 食塩摂取による血圧上昇に閾値は存在するのか
 日本高血圧治療ガイドライン2004(JSH2004)
 糖尿病性腎症におけるACE阻害薬とARBの併用
 日本の高齢者人口と高齢者の平均余命
 拡張不全
 降圧目標値
 腎機能障害と心血管事故
 大規模介入試験とその略称
 インスリン抵抗性はEHTの遺伝的背景因子
 細胞内第3ループ
 鉱質コルチコイド受容体(MR)

執筆者の関連書籍を探す場合は下に表示された名前をクリックしてください

島本和明 企画