よくわかる 質的研究の進め方・まとめ方
看護研究のエキスパートをめざして
- 総頁数:184頁 / 2色
- 判型:B5判
- 発行年月:2007年2月
- ISBN978-4-263-23488-4
- 注文コード:234880
●大好評「よくわかる 看護研究の進め方・まとめ方ー看護研究のエキスパートをめざして」の姉妹編!
内容紹介
●看護学の研究領域でよく用いられている「質的研究」について,質の高い研究を実施するために必要な基本的内容を解説し,それぞれの質的研究方法の適性を明確にすることで,読者が各自の研究テーマに合った研究手法を選択することができるように,わかりやすくまとめた.(既刊「よくわかる看護研究の進め方・まとめ方―エキスパートをめざして」の姉妹本)
●第I章は「看護研究の基礎知識」として,看護研究に求められるものは何か,また質的研究と量的研究は何が同じで何が異なるのかを解説.
●第II章の「質的研究の基礎」では,質的研究の定義や特徴,質的研究を行うために重要なパラダイムの説明を行い,質的研究を実施するために必要な理解や態度を明確にしたうえで,質的研究のプロセスを具体的に説明.
●第III章の「質的研究における倫理的配慮」では,インタビューや参加観察などのデータ収集・生成時に生じる倫理的問題だけではなく,研究者自身がデータ分析の道具となる質的分析で経験する倫理的問題とそれへの対処について,実際の研究を基に解説.
●第IV章の「主な質的研究と研究手法」では,質的記述的研究,グラウンデッド・セオリー,エスノグラフィー,現象学,質的事例研究,アクションリサーチを取り上げ,それぞれの手法の哲学的基盤に基づき,どのような研究に適している手法なのかを明らかにし,研究方法のプロセスと留意点に関して,実際の研究例を用いてわかりやすく解説.
●第V章の「質的研究を論文にまとめるときの留意点」では,緒言から結語さらに図表に至るまで,質的研究を用いた論文の作成方法とその留意点について解説.