やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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死因究明の科学
法医学的アプローチから見る生命の終焉

定価 3,520円 (本体 3,200円+税10%)
  • 総頁数:156頁
  • 判型:A5判
  • 発行年月:2025年3月
  • ISBN978-4-263-20690-4
  • 注文コード:206900

法医学の現場から解き明かす,生と死の境界線

内容紹介

●法医学の第一線で活躍してきた著者が,その豊富な経験と知見をもとに,突然死や児童虐待,孤立死など,法医学が関わる様々なケースを丁寧に解説.
●生と死の境界線から脳死,医療事故,災害時の死体検案まで,現代社会が直面する重要な課題に切り込んでいる. 死因究明の現場で培われた確かな視点と,学者としての深い洞察から,生命の尊厳と社会の在り方を問いかける一冊である.医療関係者はもちろん,法律家や一般の方にも,死生観を深める貴重な知見を提供している.

目次

第1章 生と死の境界線
 生物学的な死
 臓器の機能停止と細胞死
 生と死の境界線
 三徴候説
 心拍動の停止
 自発呼吸の停止
 脳の機能停止
 実際の死の判定法
 完全死説
 超生反応
 低酸素脳症
 臨死体験
 社会制度としての死
第2章 脳死
 歴史
 法律の整備
 脳死判定基準
 法律改正
 移植医療
 判定基準についての議論
 人の死としての脳死
第3章 死亡診断
 死亡診断書
 3段階で行われる死亡診断
 異状の有無の判断
 異状とは
 異状死の大半は内因死
 外表異状説
 医療事故
 英国での届け出
 シップマン事件
 変死
 死亡診断書の交付
 死因の種類
 難しい死因の種類の判断
 死亡後の流れ
 検案
 法医解剖
 時津風部屋力士死亡事件
 米国における制度の拡充
第4章 看取りの場での工夫
 看取りの場の変遷
 24時間規定
 英国における工夫
 遠隔での死亡診断
第5章 死因究明の実践
 突然死
 入浴中の急死
 乳幼児の急死
 児童虐待
 司法解剖と法廷での証言
 法廷における証言
 孤立死
 死体遺棄
 交通死亡事故と賠償
 自殺
 身元不明
 DNA型判定
 大規模災害と検案活動
 東日本大震災

 索引

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
大澤資樹【おおさわもとき】
東海大学名誉教授.愛媛大学医学部卒業,大阪大学大学院医学研究科修了(医学博士).和歌山県立医科大学,東海大学を経て,1999年に山形大学医学部教授,2004年より東海大学医学部教授,2024年3 月に定年退職.
解剖業務に携わる傍ら,数多くの論文を発表し,日本法医学会,日本DNA多型学会,日本交通科学学会,日本小児突然死予防学会,日本賠償科学学会など多くの学会で役職を務める.平成28年度政府規制改革「ICTを利用した遠隔死亡診断」において実施委員会の委員長を務めるなど,多死社会における死因究明の推進に尽力している.

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大澤資樹 著