医療機関に重大な有害事象が発生したときに,迅速・適切に対応するための実践ガイドブック
内容紹介
●「院内事故調査委員会は,どんな有害事象の際に,いかに設置し,誰が,どう運営すればよいか?」「患者・家族に対する説明責任はどう果たすべきか?」「どうすれば公正な事故調査が可能か?」など,分かりやすく解説.
●事故発生直後から時系列に沿って,具体的な手続きの進め方を「推奨・より望ましい・行ってはいけない」3つのポイント提示でまとめた,どのような規模の医療施設,医療現場においても役に立つ行動指針マニュアル.
●事故の再発防止を目指すとともに,地域住民の信頼を確かなものにするために必要とされる知恵と知識を整理した,すべての医療者,医療安全管理者に必携の手引き書.
目次
2章 院内事故調査委員会の目的と役割
3章 重大有害事象発生時の初期対応
4章 緊急対応会議
5章 院内事故調査委員会設置基準
6章 院内事故調査委員会の組織
7章 院内事故調査委員会の進め方
8章 院内事故調査委員会における事務局体制
9章 事故調査報告書の書き方
10章 事故調査報告書の取り扱いと公表
11章 患者側当事者への対応
12章 医療側当事者への対応
13章 再発防止策の策定と実施状況の検証
14章 医療安全調査委員会設置に向けての提言
15章 院内事故調査の実効性を担保するための提言