やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

3,300円(税込)
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歯苦歯苦
こうして治した歯周病

発行時参考価格 3,000円
  • 総頁数:40頁 / カラー
  • 判型:A4判変
  • 発行年月:2010年8月
  • ISBN978-4-263-44319-4
  • 注文コード:443190

歯周病の治療への理解を深めるために──
歯周病と闘って,健康を取り戻した患者さんの体験記は迫力満点!
多数の症例写真で“希望”が見えてきます!

内容紹介

●「歯苦歯苦」が新しくなりました.著者の医院でメインテナンスを受けている人の1071人の残存歯数の平均は25.3本.歯を失わないためには,どうしたらよいのかを実証した本です.
●歯周病はとてもやっかいな病気で,克服するにはとても時間がかかります.ですから,患者さんに,治療の流れと,そのときどきに何をしていて,その目的は何なのかを理解していただけていないと,途中で挫折してしまうこともあります.さらに処置が終わったあとも,歯をていねいに,大切に使い,メインテナンスをしていかなければなりません.
●本書では,さまざまな年代の方々の10年,20年,30年という長期の症例写真を示し,患者さんご自身の経験に基づいた迫力満点のお話とともに,歯周病を「どんなふうに治すのか? 治るのか? その後は?」についてビジュアルにわかりやすく解説してあります.また,歯にかかる力の問題や,心身の健康と歯の関係についてもふれています.
●『患者さんの役割』が大きな部分を占めている歯周病の治療では,患者さんご自身の病状への理解と取り組みが大切です.待合室用の図書として,また患者さん説明用のツールとしてご活用ください.

本書のパンフレットはこちら(PDFファイル 約728KB)

序文

歯を守るためには
 臨床に入って40年あまりになります.
 永年,通院してくださっている患者さんの経過を見ての臨床実感として,「歯を失ってしまう原因」は大きく分けて以下の5つであると考えています.
 (1)治療の質が悪い.
 (2)患者さんの手入れが不十分.
 (3)定期的なチェックをしていない.
 (4)歯に過剰な力がかかる.
 (5)心身の健康状態のバランスが崩れる.
 このうちの(1)(2)(3)に関しては,開業以来ずっと,「歯を守る3本柱」として患者さんに説明してきたことです.けれどもここ数年,「歯を壊す」原因はそれだけではないと思わせられることに遭遇してきました.
 (4)の「歯に過剰な力がかかる」は,15年くらい前に追加せざるをえなくなった項目です.患者さんも私たちも責任を果たしているにもかかわらず,歯にかかる力の負担に耐えきれなくて抜歯しなければならなくなってしまう場合があります.歯は年齢とともに劣化しているのに,そこにかかる力は変わらない,あるいはその歯にかかる力がむしろ大きくなってしまったことが原因で,「歯の存続」が危機にさらされるのです.
 (5)は「心と体が健康でなくなった」ことに起因する合併症です.私の患者さんも歳をとられて,「老化」「心身の病い」と向き合わなければならない方が増えてきました.それまでずっとよい状態を保ってきたのに,突然悪化してくる事例を多々経験するようにもなりました.心身が健康でないと,お口の中を健康に保つことが難しくなってきます.逆に,お口の健康が失われることで,老化を早めてしまうこともあります.これらは,患者さんも私も若かった頃には想定外のことでした.臨床経験の長さ,いいかえれば私の老化とともに患者さんの体の中に浮き彫りになってきた現実です.
 そんな想いのなかで,1989年に上梓した『歯苦歯苦─歯槽膿漏激闘編』の20年後を,もう一度書いてみることにしました.歯を守るための一助となることを願っています.
 2010年盛夏
 北川原 健

目次

第1章 歯周病治療の体験記から
 (1)この分だと,生あるかぎり自分の歯を守りとおせる
 (2)本当に,本当に,治したかった
 (3)これはなんとかなるぞ!
 (4)しみじみ歯の大切さを知る
 (5)これからも手抜きしませんから
 (6)歯ブラシ10分,ガーゼひも10分/テレビを見ながら楽しく磨いています
 ・あなたにとって歯の価値とは?
第2章 どんなふうに治すのか?治るのか?そしてその後は?
 (7)歯周病治療の検査
 (8)歯周病はどう治療するのか?
 (9)歯周病治療の実際/基本治療
 (10)歯周病治療の実際/歯を動かす
 (11)歯周病治療の実際/歯周外科処置,抜歯
 (12)強い力/なんでも食べられることは幸せなのですが
 (13)長期にわたって健康が保たれている症例
 (14)定期検診の重要性
 ・患者さんとこんなおつきあいができれば/あとがきにかえて

書評

本書の書評をご覧いただけます!

書評:永田省藏 先生 (『歯界展望』2011年3月号掲載 PDFファイル:約485KB)
書評:須貝昭弘 先生 (『補綴臨床』2011年1月号掲載 PDFファイル:約164KB)

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【著者略歴】
北川原 健【きたがわらたけし】
 1968年 東京医科歯科大学歯学部卒業
 同 年 北川原歯科医院勤務
 1996年 同医院院長

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北川原健 著