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採血の安全管理
−感染からクレーム対策まで
38巻1号 2010年1月15日 p.14-20
特集 採血の安全管理―感染からクレーム対策まで 1.安全・確実な静脈採血(肘窩)に必要な解剖学の知識 五味敏昭
緒言
 臨床検査学・看護学教育における重要な技術の一つである「採血」の部位について,教科書および技術書などの記載内容はさまざまで,その安全性の科学的根拠が問われるようになり,早急に再検討の必要に迫られているのが現状である.科学的根拠に基づいた,安全性・確実性のある採血部位を検討するには,刺入部位近傍の神経や血管の位置・走行などの解剖学データを収集し,これらについて明らかにすることが重要である.
 採血部位としては,原則的には体のどの部位の皮静脈も用いることができるが,一般的に臨床の現場では,皮静脈の走行が浅く,比較的大きな管腔をもち,静脈の可動性が少なく,さらに患者の脱衣の必要性がないなどの理由から,肘窩(肘関節前面)が日常的によく用いられている.手背,足背,前腕の前面・後面などで行うこともある.
 最近,採血時における医療事故が多発している.筆者らは,採血部位の安全領域を確証するために,肘窩,手背,足背に関しておもに MRI(magnetic resonance imaging,核磁気共鳴画像法)を用いた映像解剖学的検索を行ってきた.採血部位としての肘窩(内側)付近は医療事故多発地帯でもあり,筆者らはたびたび,肘窩の内側(尺側)を刺入する際,その深部には神経(正中神経),動脈(上腕動脈)が存在するので十分に注意をするように警告を発してきた.
 本稿では,日常的に臨床現場において用いられている「肘窩」の刺入部位近傍における,皮静脈〔橈側皮静脈,尺側皮静脈,肘正中皮静脈(橈側正中皮静脈,尺側正中皮静脈),前腕正中皮静脈〕,皮神経(外側前腕皮神経,内側前腕皮神経),および神経(正中神経),血管(上腕動・静脈)などの走行・分布について述べ,さらに神経・動脈損傷について考える.……(雑誌本文は続きます)
Keyword
採血部位,肘窩,皮静脈,皮神経,正中神経,上腕動脈
特集 採血の安全管理―感染からクレーム対策まで 1.安全・確実な静脈採血(肘窩)に必要な解剖学の知識 五味敏昭
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採血の安全管理
38巻1号 2010年1月15日
月刊(B5判,100頁)
発行時参考価格 1,300円
注文コード:013801
雑誌コード:08607-01
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