臨床栄養
141巻1号
栄養管理に必要な輸液療法の実践ポイント
- 総頁数:128頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2022年7月
- 注文コード:061411
- 雑誌コード:09319-07
内容紹介
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで,幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され,栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか,すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ,日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ,新たな診療ガイドラインなど,医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています.
≪特集テーマの紹介≫
●経静脈的に輸液療法を実施する際,栄養素や電解質のみならず,水分が直接的に血管内へ投与されます.そのため,輸液療法を行う場合は,栄養状態の把握と並行してバイタルや検査値の把握が重要となり,患者の疾患が異なれば輸液療法の方法・種類も異なってきます.
●本特集では,「栄養管理に必要な輸液療法の実践ポイント」と題して,輸液の分類や一般的な特徴や,医療ビッグデータからみた輸液療法の傾向,患者が語る症状や徴候から循環動態を把握し輸液療法を考える思考プロセス(臨床推論)など,輸液療法の基本的な考え方を詳しく解説.
●また,がん化学療法時や感染症患者といった急性期の輸液療法,小児や終末期がん患者といったライフステージ別の輸液療法など,輸液療法に関するさまざまな事項や症例について,最新の知見を含めて実践のポイントを示します.
目次
特集にあたって 唐沢浩二
輸液の分類と一般的な特徴 唐沢浩二
医療ビッグデータからみた輸液療法の実態 百 賢二
輸液療法の栄養管理 加藤勇太・堀 由美子
輸液投与時に患者状態を確認するための臨床推論 川口 崇
小児の輸液療法 冨家俊弥
がん化学療法時の輸液療法 市倉大輔
感染症患者における輸液療法 大戸祐治
終末期がん患者における輸液療法 石橋正祥
輸液・栄養療法時に循環動態変化に苦慮した一症例 金木美佳
管理栄養士の未来を彩る! 「食&色」コーディネート(3)
色彩の心理効果,視覚効果と食 吉田美代子
活動レポート 栄養ケア・ステーション
かんてんぱぱ 認定栄養ケア・ステーション 西澤彩佳・原 知香
ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
じゃばらの研究・調理時の脳血流変化の研究を2本柱に,食と栄養の専門家を育成する
東京家政大学大学院 人間生活学総合研究科 健康栄養学専攻/人間生活学専攻 臨床栄養情報研究室
スポット
母乳バンクの意義と現状 水野克己
MOCHIプロジェクト−窒息の応急手当のためのレジストリ研究 五十嵐 豊・乗井達守
連載
宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 7 重症急性膵炎 宮島 功
ビタミン栄養学UPDATE−新たな臨床的意義の確立に向けて(7)
フレイル・サルコペニアとビタミン 葛谷雅文
Medical Nutritionist養成講座(55)
経腸栄養投与経路の管理−新しい接続部:ENFit(ISO80369-3) 井上善文
Dr.雨海の男性臨床栄養学(16)〈隔月連載〉
タンパク質の逆襲(1)−TTRの四の字固め 雨海照祥
『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(39)
魚介類6 渡邊智子
ORIGAMI ART−食に活かすおりがみ/食の教養
とうもろこし 西田良子・上田浩史
こんだてじまん
じまんの一品料理 沖縄デザートプレート
介護老人保健施設アルカディア 白玉明子・他
News & Information
日本栄養士会医療職域 What's“コンサルテーションサロン”? 徳丸季聡
自治体病院 早期栄養介入管理加算の取り組みと効果 小塚明弘
精神科病院 令和4年(2022年)度 日本精神科医学会学術教育研修会「栄養士部門」開催のお知らせ 高橋俊裕
厚生労働省・消費者庁 熱中症予防のための情報・資料サイト・他
おしらせ 東京医療保健大学大学院医療保健学研究科公開講座・他
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