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242巻13号 2012年9月29日
第5土曜特集多発性骨髄腫現状と進歩
はじめに
第5土曜特集 多発性骨髄腫──現状と進歩 はじめに 畠清彦
  骨髄腫が熱い! 以前は白血病や悪性リンパ腫に対する新薬の開発がさかんであったが,現在骨髄腫に対する新規薬剤の治験が活発に行われている.数年前に分子標的薬剤として,thalidomide,lenalidomide,bortezomibが導入されたことから,近年生命予後が改善してきている.また,現在種々の機序を介した新規薬剤として,低分子化合物や抗体医薬が開発されており,2011年11月にはプロテアソーム阻害剤であるcarfilzomibがFDAで早期承認された.日本でも遅ればせながらようやく治験が始められている.とくに細胞周期特異的薬剤,テロメア阻害剤,細胞質の阻害剤,細胞表面分子に対する抗体医薬,免疫活性化剤,proteasome inhibitor,HDACI,mTOR阻害剤,マルチキナーゼから有望な結果が出て来ているが,本特集ではわが国での治験が開始されている薬剤,これから日本の担当企業が決まりつつある薬剤について,その現状を執筆いただいた.
 大きな動きとして忘れてはならないものとして,骨髄腫研究会が学会になったこと,bortezomibのファーストラインが適応拡大されたこと,患者会の活動がさかんになってきたことがあり,2013年春にはInternational Myeloma Workshop(IMW2013)がはじめて日本,京都で開催される.これらは日本での骨髄腫の臨床が進歩してきたことを示しているが,いまだ決して十分ではない.
 本特集では,現時点での骨髄腫における基礎,臨床,治験の最新情報はもちろん,患者会の紹介など,若い医師や薬剤師,看護師,骨髄腫患者さんおよびそのご家族はじめ,これから骨髄腫を学習しようというすべての方に有用な情報を網羅した.骨髄腫に対する新規薬剤は今後の進展が非常に期待される領域であり,これから血液領域をめざす方にぜひ読んでいただきたい一冊である.
目 次
最新基礎研究
多発性骨髄腫のマウスモデル……入内島裕乃・田久保圭誉 詳細
骨髄腫における転写因子の異常発現……李政樹・飯田真介 詳細
多発性骨髄腫の骨破壊進展と骨髄ストローマ細胞……米田俊之 詳細
骨髄腫に対する免疫反応……門脇則光 詳細
骨髄腫とmicroRNA……半田寛・村上博和 詳細
骨髄腫細胞のin vivoイメージング……三嶋雄二 詳細
骨髄腫細胞のシグナル伝達――IL-6による骨髄腫細胞増殖機構……石川秀明 詳細
検査法と病態
Flow cytometryを用いた骨髄腫細胞表面抗原の解析……保仙直毅 詳細
血清遊離軽鎖(FLC)……西村倫子 詳細
多発性骨髄腫の画像診断法の進歩――PET検査を中心に……西澤正俊・他 詳細
多発性骨髄腫治療におけるB型肝炎ウイルス再活性化のリスクとその対策……楠本茂・田中靖人 詳細
多発性骨髄腫におけるβ2 microglobulinの意義……森政樹 詳細
t(4;14)転座と多発性骨髄腫SETドメイン蛋白質(MMSET)の意義……石田禎夫・安井寛 詳細
骨髄腫の骨病変――骨破壊機序と骨病変に対する標的療法……安倍正博 詳細
多発性骨髄種における腫瘍崩壊症候群の予測……鈴木一史 詳細
鑑別が問題となる形質細胞性腫瘍とB細胞性リンパ腫……津山直子 詳細
治療の最新動向
骨髄腫における自家造血幹細胞移植の意義……淵田真一・島崎千尋 詳細
POEMS症候群に対する新規薬剤と自家末梢血幹細胞移植による集学的治療……中世古知昭 詳細
多発性骨髄腫に対する同種造血幹細胞移植……神田善伸 詳細
IMiDs (thalidomide、lenalidomide) を用いた多発性骨髄腫治療の最新動向……坂井晃 詳細
IMiDによる免疫賦活化作用……一戸辰夫・木村晋也 詳細
治療の最新動向
骨髄腫治療に伴う二次癌……鈴木憲史・阿部有 詳細
プロテアソーム阻害剤:ボルテゾミブによる導入療法……石黒卓朗 詳細
Consolidation療法とmaintenance療法の意義――サリドマイド,レナリドミド,ボルテゾミブの使い分け……上田真寿 詳細
新薬の臨床試験
多発性骨髄腫に対するベンダムスチンの臨床試験成績……小椋美知則 詳細
Pomalidomideの効果と特徴――臨床試験結果を中心に……田中勝・小松則夫 詳細
カーフィルゾミブ:期待される第二世代プロテアソーム阻害薬……張高明 詳細
MLN9708とその他の新規プロテアソーム阻害剤……照井康仁 詳細
骨髄腫に対するJAK/STAT経路阻害による新規治療戦略……田村秀人 詳細
プロテアソーム阻害剤の耐性機序とAKT阻害剤ペリフォシン……谷脇雅史 詳細
抗体薬elotuzumab……黒田純也 詳細
CD38抗原とヒトCD38モノクローナル抗体daratumumab――CD38抗原高発現多発性骨髄腫に対する殺細胞効果……西田一弘・谷脇雅史 詳細
FGFRに対する抗体薬……畠清彦 詳細
肝細胞増殖因子(HGF)およびHGF受容体c-METに対する分子標的薬の開発……服部豊 詳細
NF-κB阻害剤……得平道英・木崎昌弘 詳細
PI3K/mTORの役割と阻害剤開発の現状……川内喜代隆 詳細
ヒストン脱アセチル化酵素阻害剤による多発性骨髄腫の治療……菊池次郎・古川雄祐 詳細
骨髄腫に対するHsp90阻害薬の抗腫瘍作用――Hsp90阻害剤の創薬……中嶋孝行・塩津行正 詳細
Adverse event management
骨髄腫治療に伴う合併症,血栓塞栓症の管理……窓岩清治 詳細
末梢神経障害の予防――ボルテゾミブ週1回静脈内投与による予防……奥野豊・畑裕之 詳細
骨髄腫治療における感染症の制御……池ヶ谷諭史・岩崎博道 詳細
多発性骨髄腫における治験患者への対応と注意点……吉武奈緒子 詳細
Advocacy・Topics
日本骨髄腫患者の会15年の歩みと,治癒の日まで……上甲恭子 詳細
Introducing International Myeloma Workshop(IMW) 2013 Kyoto……清水一之 詳細
サリドマイド,レナリドミド治療における薬剤管理指導……根本真記 詳細
多発性骨髄腫
242巻13号 2012年9月29日
週刊(B5判,286頁)
発行時参考価格 5,600円
注文コード:286350
雑誌コード:20475-9/29
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