やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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医学のあゆみ
297巻10号
免疫セネセンスと自己免疫疾患
6月第1土曜特集

定価 2,970円 (本体 2,700円+税10%)
  • 総頁数:120頁
  • 判型:B5判
  • 発行年月:2026年6月
  • 注文コード:929710
  • 雑誌コード:20471-6/6

内容紹介

・高齢患者ほど感染症にかかりやすく,ワクチンの効果が得られにくいと感じることがあるように,ヒトは加齢とともに免疫老化(免疫セネセンス)の影響を受け,免疫機能そのものが変容・低下していくことが知られている.
・感染防御力が低下する一方,慢性的な炎症が持続し,自己免疫反応が亢進しやすくなる傾向がある.免疫老化は臓器の炎症と密接に関連することが明らかとなってきており,その仕組みとプロセス制御による疾患の予防・治療が期待される.
・本特集では,造血幹細胞・免疫細胞の老化や機能変容,サイトカイン環境や細胞代謝の変化,さらに臓器別にみた疾患,特に自己免疫疾患への影響に至るまでを,免疫老化研究を牽引する第一線の研究者たちが最新の知見とともに論じる.

目次

 はじめに(藤尾圭志)
免疫老化概論
 (照屋寛之・岡村僚久)
造血幹細胞と免疫老化
 (横溝貴子・岩間厚志)
老化に伴う染色体異常と自己免疫疾患―高齢発症RAを例として
 (寺尾知可史)
免疫老化と細胞内代謝
 (河野通仁)
老化の炎症基盤としてのIL-6アンプとゲートウェイ反射―インフラメイジングの分子機構と抗老化ニューロモジュレーション医療の展望
 (村上 薫・他)
加齢関連疾患における反応性アルデヒド種(RASPs)の役割―全身性エリテマトーデス(SLE)の病態との関連
 (上月友寛・茶本健司)
T細胞の加齢変化とワクチン応答―COVID-19 mRNAワクチン接種後の免疫応答研究から見えてきたこと
 (米谷耕平・濵﨑洋子)
自己免疫疾患病態形成におけるThA細胞の役割
 (後藤愛佳)
関節リウマチにおけるCD4陽性TEMRA細胞
 (久保智史・中山田真吾)
高齢発症関節リウマチにおけるCD4陽性細胞傷害性T細胞
 (秋山光浩・他)
免疫老化と滑膜炎症
 (土屋遥香)
加齢関連B細胞の分化
 (馬場義裕)
加齢関連B細胞と自己免疫疾患
 (新納宏昭)
ANCA関連血管炎における免疫老化
 (宮本(辻井)敦子・西出真之)
皮膚エリテマトーデスと細胞老化
 (千見寺貴子・齋藤悠城)
T細胞免疫老化と神経変性疾患
 (西井慧美・三宅幸子)
老化による体細胞変異と炎症性疾患
 (桐野洋平)
慢性腎臓病における加齢T細胞
 (鳥生直哉・他)

 次号の特集予告