動画だから本当に学べる! わかる! マスターできる! 口腔ケア
内容紹介
●医師・歯科医師・歯科衛生士・保健師・看護師・介護福祉士など,要介護者と向き合う方々を対象に,口腔ケアの重要性と実用的なテクニックをDVDの動画と小冊子でマスターできるようにしました.
●悲惨な状態になっていることの多い摂食・嚥下障害者や要介護者の口腔ケアは,安全な経口摂取の開始のためには不可欠です.口腔ケアの細かなテクニックも,どの商品が安全で効果的なのか,どう使えばいいのかも,ポイントごとに動画を見ながら理解することができます.
●麻痺や障害を受けた方へのアプローチ,口腔の能力に問題のある方へのアプローチ,口腔ケア環境を整えるためのアプローチ,心理面のアプローチなど,必要な場面ごとに学べるように構成.
●歯科医療スタッフの方々は,医療・介護スタッフの口腔ケア実技指導などにもお役立てください.
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◆制作・編集者の序文から一部抜粋
要介護者の口腔は悲惨な状態であることが多くあります.「歯が悪くて咀嚼ができず十分な栄養がとれない方」「口腔ケアが介入されず誤嚥性肺炎を繰り返す静脈・経腸栄養の方」「摂食・嚥下訓練を始めたくても食べられる口になっていない方」などが多いのが現状です.患者の栄養ルートがどこであれ,ベースとしての口腔ケアは不可欠なのです.
しかしながら,これまで口腔ケアの重要性や手技を理解するには,主として書籍などを紐解くに限られており,口腔をリアルに観察しながら,口腔ケアの必要性や細かなテクニックを理解することはほとんど困難でした.
本作品は,おもに歯科医療関係者,看護師をはじめ「要介護者と向き合う方々を対象」としています.ポイントごとに動画を見ながら理解できることに重点を置き,特に摂食・嚥下障害者への口腔ケア症例も豊富に掲載しています.また,登場する口腔ケア用品についても,実際の医療現場で活躍する歯科衛生士が推奨するものだけを厳選し,その正しい使い方を提示できるよう配慮しました.歯科医療関係者,特に歯科衛生士には,看護師への口腔ケア実技指導などに本DVDをご活用してもらいたいと思います. (小林直樹)
目次
失った機能を代償するアプローチ(能力面へのアプローチ)
有利な環境を整えるためのアプローチ(環境面へのアプローチ)
心理的対応へのアプローチ(心理面へのアプローチ)
●付:病院への口腔ケア導入戦略
著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.
金子芳洋【かねこよしひろ】
1957年 東京歯科大学卒業
1973年 東京歯科大学衛生学講師
1976年 東京歯科大学衛生学助教授
1977年 WHOフェローシップにより海外視察研究
1979年 昭和大学歯学部口腔衛生学教授
1997年 昭和大学歯学部口腔衛生学客員教授
日本摂食・嚥下リハビリテーション学会理事長
2001年 明海大学歯学部客員教授
2006年 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会名誉理事
【制作・編集者略歴】
小林直樹【こばやしなおき】
1983年 日本歯科大学卒業
安井歯科医院勤務
岡山大学歯学部歯科矯正学講座
1987年 特定医療法人万成病院歯科勤務
1992年 岡山大学医学部大学院医学研究科修了医学博士(岡山大学)
特定医療法人万成病院歯科医長(~現在)
1997年 病院歯科介護研究会会長
2002年 日本摂食・嚥下リハビリテーション学会評議員