医学のあゆみ
273巻4号
ヒトの分子進化からみた疾患の理解
- 総頁数:70頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2020年4月
- 注文コード:927304
- 雑誌コード:20474-4/25
内容紹介
・ ヒトゲノムの多様性は疾患の原因やリスクともなり,疾患の発症機序解明や治療法開発,リスク予測のために大規模研究が行われてきた.
・ ありふれた疾患やメンデル遺伝病解析のための大規模シークエンス研究が世界中で行われている.また,がん研究や治療においても,ゲノム情報は必須になりつつある.
・ ゲノムデータの解析研究のための基盤のひとつとして分子進化学,集団遺伝学は重要であると考えられる.本特集がゲノム解析を行う研究者の一助になると幸いである.
目次
はじめに 藤本明洋
分子進化と疾患 颯田葉子
弱有害変異の進化 舘田英典
ヒトの進化と疾患−自然選択の標的とその副産物 中込滋樹
HLAの多様性と疾患 徳永勝士
疾患研究におけるレアバリアントの貢献 桃沢幸秀
ウイルスの進化予測 鈴木善幸
がんの進化を理解するための数理モデル研究 新井田厚司
連載
老化研究の進歩(8)
細胞老化 川口耕一郎・他
TOPICS
臨床検査医学 インテリジェント画像活性細胞選抜法−医療・生命科学分野への展開 中川敦寛・他
脳神経外科学 急性期血栓回収療法の現状と今後 up-to-date 今村博敏・坂井信幸
免疫学 Sox8はM細胞の成熟に必要な転写因子である 木村俊介
FORUM
対話−ダイアローグのはじめかた(8)(最終回) 映画のダイアローグから学ぶ 孫 大輔
今月の雑誌特集
今月の新刊紹介
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