医学のあゆみ
228巻10号
抗凝固・抗血小板療法Update
3月第1土曜特集
- 総頁数:140頁
- 判型:B5判
- 発行年月:2009年3月
- 注文コード:922810
- 雑誌コード:20471-3/7
内容紹介
●わが国の現状に合わせた抗血栓療法の最新知見をエキスパートにより完全レビュー.
●血栓症の病態,日本人の血栓リスク,抗血栓療法施行時の出血リスク,症例に応じた適切な薬剤の選択,有効性の把握など,日常診療を行う際に注意するべき必須の最新情報を満載.
目次
抗血小板薬概説
抗血小板薬の種類とその作用メカニズムの概略 西川政勝・他
抗血小板薬のモニタリング−抗血小板薬の薬効評価の基本的考え方と実際 松原由美子・村田 満
抗血小板薬の問題点と将来の展望−限界とその克服への道筋 小田 淳
抗血小板薬が重要視される疾患と病態
日本人におけるステント血栓症の実態と抗血小板療法の意義−j-Cypherから日本人でのエビデンスづくりをめざして 中川義久
抗血小板薬が有効な脳梗塞の病態と,抗血小板薬による予防・治療の実際 山崎昌子・内山真一郎
冠動脈疾患の一次・二次予防における抗血小板薬の役割 掃本誠治・小川久雄
糖尿病・メタボリック症候群における抗血小板薬の意義 河合俊英・島田 朗
慢性腎障害(CKD)における抗血小板療法 伊藤洋輔・島本和明
抗血小板薬の諸問題
抗血小板薬抵抗性の概念とその実態 大森 司
消化器内科医からみた抗血栓療法の問題点−とくに内視鏡時の注意点を中心に 上村直実
抗血小板薬による上部消化管出血の発症メカニズムと現状 佐藤貴一
抗凝固薬概説
経口抗凝固薬の種類とその作用メカニズムの概略 戸田恵理
経口抗凝固薬の薬効評価の実践アプローチ 冨井康宏・峰松一夫
現在の抗凝固薬の問題と将来展望 後藤信哉
抗凝固薬の有効な病態と治療の実際
経口抗凝固薬による脳塞栓症予防と頭蓋内出血の発症リスク 高橋 賢・他
心房細動症例における脳血栓塞栓症の一次予防 増田慶太・山下武志
深部静脈血栓症,肺血栓塞栓症予防における抗凝固療法の実際 左近賢人
抗凝固薬の諸問題
経口抗凝固薬の応答性を支配する薬物動態と標的分子の遺伝背景の解明 越前宏俊
抗凝固薬による頭蓋内出血(脳出血)の現状 中川原譲二
生体内における血液凝固メカニズムと動脈血栓形成への関与 浅田祐士郎
スタチンの血液凝固システムに及ぼす影響 平田陽一郎・佐田政隆
組織循環障害と白血球系細胞の役割およびこれを標的とした抗血栓治療 射場敏明
■サイドメモ目次
クロピドグレル低反応性(Clopidogrel resistance)
ネットワークメタアナリシス(network meta-analysis)
ステント血栓症のリスクと安全性評価
アテローム血栓症(atherothrombosis)
マルチプルリスクファクター症候群−Beyond cholesterol
腎機能と抗血小板薬
VASP(vasodilator-stimulated phosphoprotein)
Helicobacter pylori(H.pylori)
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)
発作性心房細動の塞栓症リスク
静脈血栓塞栓症(VTE)
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