やさしさと健康の新世紀を開く 医歯薬出版株式会社

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漢方の目で健康を考える

森山健三 編著
発行時参考価格 5,000円
  • 総頁数:352頁 / 2色
  • 判型:A5判
  • 発行年月:2008年8月
  • ISBN978-4-263-73103-1
  • 注文コード:731030

現代人には難しく思われがちな「漢方」の論理を平易な言葉で全般的に解説!

内容紹介

●社会的に問題となっている,気管支喘息,花粉症,高血圧症,認知障害,脂質異常症,糖尿病,うつ病などの疾病とその治療法について現代医学ではどのように考えているか解説し,更に漢方医学の目で見たそれらの疾病と治療法を解説.漢方医学が得意とする未病についても各所で触れ,予防法も詳細に明示.
●漢方薬と民間薬の違いに始まり,薬物の分類,漢方薬の剤型の各種,エキス製剤,製 造・販売までの生薬から方剤に至るまでを一貫して述べ,漢方医学における疾病の概念,診察,診断,治療について一連の流れに沿って詳述.
●証,寒熱緩緊,三陰三陽,気血水などの漢方の基礎的な概念についても,わかりやすく詳解.
●漢方医学になじみの少ない読者にとって「漢方」が理解しやすい組み立てになっている.初学者には入門書として,既に臨床で活躍されている方には実践的な書として,医療の現場で生かせる1冊.

目次

・はじめに-漢方の治療法
・漢方薬と民間薬
・生薬とは
・漢方の剤型
・エキス製剤について
・医薬品の製造・販売
・漢方の疾病観
・漢方治療の考え方
・漢方の診断法と「証」
・表・裏(部位範疇)
・寒・熱,緩・緊(病状範疇)
・三陰・三陽(病位範疇)
・疾病と症候との関係
・気・血・水
・気血水交錯図と病道・病期
・正病と壊病,卒病・雑病・合病
・治病メカニズムの考え方
・誤治による救済について
・薬物編
・処方構成と証の読み方
・方証相対の図解
・漢方方剤系統論
・一貫堂医学
・診察法
・漢方方剤と新薬との併用
・漢方方剤の用法(1)
・漢方方剤の用法(2)
・水の異常
・腎虚
・虚労
・心窩部痛
・オ血
・気の異常
・その他の異常
・舌状
・『金匱要略』にみられる病態の鑑別と健康法,治療法
・疾病の原因と予防の考え方
・漢方薬が検査値に及ぼす影響について-1,5AGを例に
・かぜ症候群
・消化器系疾患(1)
・消化器系疾患(2)
・消化器系疾患(3)
・アレルギー疾患(1)
・アレルギー疾患(2)
・アレルギー疾患(3)
・泌尿器系疾患-水分代謝障害
・循環器系疾患(1)
・循環器系疾患(2)
・生活習慣病(1)
・生活習慣病(2)
・生活習慣病(3)
・精神神経系疾患(1)
・精神神経系疾患(2)
・精神神経系疾患(3)
・婦人科疾患
・東洋医学からみた夏の諸症状改善
・高貴動物生薬の効用-臓器製剤
・漢方の三大古典

著者所属/略歴 ※本書が刊行された当時のものです.現在とは異なる場合があります.

【編著者】
 1948年 大阪府出身
 1971年 近畿大学薬学部卒業
 1971〜1975年 漢方薬局に勤務.その間に氏に師事し,漢方理論を学ぶ
 1975年 近畿大学東洋医学研究所(漢方調剤)
 1996年 社団法人大阪府薬剤師会漢方委員会委員長
 2005年 日本東洋医学会関西支部参与
 2006年 和漢医薬学会評議員
 現在  近畿大学医学部附属病院薬剤部薬局長・同大学東洋医学研究所講師,京都薬科大学・同志社女子大学・大阪薬科大学非常勤講師
 医学博士,薬剤師,はり師,きゅう師,あんま・マッサージ・指圧師
 主な著書:『漢方薬医学双書』(共著)三一書房.『実践漢方ハンドブック』薬事日報社,『実践漢方ハンドブック改訂版』薬事日報社,『医薬品要覧』(分担執筆)薬業時報社,『臨床医薬品要覧』(分担執筆)薬業時報社,『和漢薬ハンドブック』保育社,『傷寒論医学総論要綱』関西漢法研究会出版会,『21世紀の生薬・漢方製剤』(分担執筆)繊維社企画出版,『医療における漢方・生薬学』(分担執筆)廣川書店,など

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