内容紹介
歯科医療人のための「口腔ケアと口腔リハビリテーション」の入門書
●「生涯,口から食べたい」という人たちの願いに応えることも歯科医療の大きな使命です.摂食・嚥下障害へのアプローチはこれからの歯科には特別なことでなく,歯科の行う口腔ケアのなかに自然に含まれるものという意味を込めて「食べる機能を回復する口腔ケア」としました.
●本書は,歯科医師が「口腔ケアと口腔リハビリテーション」に取り組むための絶好のガイドブックです.知識・技術とともに,さまざまな取り組み方とその事例も紹介.実践に基づくワンポイントアドバイスには珠玉の知恵や創意工夫がこめられています.
◆序文より抜粋◆――――――――――――――――――――――――――――――――――
誤解を恐れずに言うならば,いままで歯科医療関係者がもっていた知識と技術に,ほんの少しばかりの知識・技術と,ほんの少しばかりの新しい道具を加えれば,運動障害部位の多くが口腔期にある在宅の慢性期の摂食・嚥下障害患者には,とりあえずは対応できるのです.
この別冊では,摂食・嚥下障害の治療もしくはリハビリテーションというものをことさら難しいものだと考えるのをやめ,大勢の歯科医療関係者の経験と事例,現場でのヒントなどを広く紹介することにより,一人でも多くの歯科医師が日頃の診療の延長線上にあるものとして取り組むきっかけになるようなものにしたいと考えました.
目次
序
目次
執筆者一覧
1.どう取り組むべきか
2.口腔ケアの知識と技術
3.さまざまな取り組み
4.歯科医師会のシステムづくり
5.ワンポイントアドバイス
6.より詳しく知りたい方へ