内容紹介
外科系の各領域から幅広く先端的な話題を収載.外科医師のみならず,外科医療の動向に関心のある他科の医師にも外科系の最前線についての見聞を深められるよう詳述.
目次
総論
■全身管理
1.侵襲に対する生体反応の分子機構 小川道雄
2.臓器不全の発症機構―とくに消化器外科術後の臓器不全を中心に 小野 聡・他
3.臓器不全の対策 射場敏明・木所昭夫
4.免疫栄養 橋口陽二郎・望月英隆
5.酸素輸液(人工赤血球) 土田英俊・他
■麻酔
6.TCI-新しい麻酔薬投与方法 尾崎 眞
7.新しい麻酔関連薬剤 武田純三
■腫瘍外科
8.癌の遺伝子治療 藤原俊義・田中紀章
9.Tumor dormancy therapyの展望 磨伊正義・高橋 豊
10.Sentinel node navigation surgery-消化器癌への応用の可能性 市倉 隆・他
11.微小転移の術中検出―再発しない癌手術をめざして 白石 猛・森 正樹
12.癌治療ガイドライン 上西紀夫
■先端技術・手術機器
13.新しい消化管自動吻合器 松田 年・葛西眞一
14.鏡視下手術器械の進歩 森 俊幸・跡見 裕
15.Robotic surgeryの現状と展望 富川盛雅・橋爪 誠
16.遠隔手術支援システム 大橋秀一
17.遠隔低侵襲手術システムの開発 光石 衛
18.Virtual realityと外科 林部充宏・他
■その他
19.クリニカルパス―クリニカルパスによる医療改革 針原 康・小西敏郎
各論
■一般外科
20.日帰り手術―費用対効果の優れた外科医療システムの構築 白神豪太郎
21.鼠径ヘルニア手術―変わりつつある術式 冲永功太
22.乳癌治療の最前線―内分泌療法の最近の知見 飯野佑一・鯉淵幸生
■消化器外科
23.喉摘・咽頭食摘後の音声再建 野崎幹弘・他
24.内視鏡的粘膜切除術(EMR)とは?―“リンパ節転移の可能性のない”と思われる病変を“一括切除”する必要性とその手技 後藤田卓志・佐野 武
25.胃全摘後の機能的再建 小川敏也・他
26.肝癌局所療法の展開―長期予後に基づいた治療法の選択 皆川正己・幕内雅敏
■心臓血管外科
27.CABGの新しいスタンダード 遠藤真弘・冨澤康子
28.心臓移植へのVAS-その適応と問題点 許 俊鋭・西村元延
29.血管再生 日比野成俊・新岡俊治
30.心筋組織に対する再生医療 清水達也
■呼吸器外科
31.気管再生 小島宏司
■脳神経外科
32.脳外科における術中ナビゲーション(MRI) 伊関 洋・村垣善浩
33.脳腫瘍の遺伝子治療―最近の動向 藤堂具紀
■整形外科
34.骨と関節への再生医療の臨床応用 高倉義典
35.組織工学的手法を用いた関節軟骨修復―アテロコラーゲンゲル包埋自家培養軟骨細胞移植術 安達伸生・越智光夫
■形成外科
36.バイオ人工皮膚―皮膚の再生医療 熊谷憲夫
37.超微小血管吻合術と低侵襲再建術―キメラ型組織移植術の開発 光嶋 勲・難波裕三郎
■歯科口腔外科
38.培養骨の臨床応用を中心に―培養システム,術式,臨床結果 岡崎恭宏・上田 実
■サイドメモ目次
一塩基置換(スニップ)
侵襲に対する個体差
抗凝固療法による敗血症治療の試み
周術期免疫栄養は術前か術後か
実測濃度と計算濃度の差
ロクロニウム
X連鎖性重症複合免疫不全症(X−SCID)の遺伝子治療における有害事象
Metronomic chemotherapy
No−touch isolation technique
拡大予防手術
PDQ(Physicianユs Date Qery)
自動吻合器
手術器械の自由度
プログレッシブ方式
マスタースレーブ型手術支援ロボット
遠隔手術支援ネットワーク
クリニカルパスが注目を集めている理由
ラリンジアルマスク
Tension−free
エストロゲンレセプターの作用機構
切開・剥離EMR法
肝機能の評価と肝切離範囲
CABGの巨星逝く
心臓移植以外の治療
細胞シート工学
医療トレーサビリティ
ウイルス療法の原理
増殖性単純ヘルペスウイルスI型の特徴
自家骨髄間葉系幹細胞
キメラ型遊離合併組織移植術の応用
デンタルインプラント
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